【Live2Dモデル作成記⑤】体の動き

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デザイン・イラスト
前回で腕まで完成したので、今回は残りの体を作成していきます。

体は、
①スカート等の揺れもの
②XYの動き 
③呼吸 
④頭部も含めた全身の角度Z
の順で作成します。

①スカートやリボンの揺れ
頭部作成時に髪に揺れの動きを付けたのと同じ要領で、スカートやリボンが体に合わせて揺れるような動きを作成します。

このキャラクターはフリフリのスカートを着ているので、ふわふわと揺れるように横だけでなく縦方向の揺れも作成します。フリル含めて5枚構成のスカート全てパーツ分けしており、立体感を維持しつつふわふわ動く表現が実現できました。
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腰部分は小さく揺らし、下の段のスカートほど揺れを大きくしてリアルにしています。また、足にかかっているスカートの影も別パーツにしているのでスカートに連動させ揺らします。

同じく腰横の黄色いリボンや後ろの大きいリボン、バストも揺らします。

②XYの動き
頭部と同じようにXY方向の動きを付けます。ただ、胴体は頭部ほど大きく動かないのであまり大げさにならない程度の範囲に留めます。
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単に水平移動させると違和感が生じるので、ある程度立体感を意識して動かします。
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胴体は比較的スムーズですが足で難儀することが多いです。足は地面との接地面付近は動かさず、Y下方向の動きで足が若干内股になるように動きを付けて自然な感じにしています。

XYの動きを付けたら、斜めの動きも自動合成機能で作成します。頭部と違って平面的な動きなので合成したままで大丈夫な場合が多いですが、違和感のある部分は修正します。

③呼吸
胸~肩周辺が、ほんの少し斜め上へ上がるような動きを付けます。これで呼吸してる動きができます。あまり大きくすると息切れみたいになるのでほどほどにします。(逆に、大きめの呼吸を作ることで息切れのモーションも作れます)
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④上半身の傾き
頭部も含め上半身が左右にゆらゆらと傾く動きを付けます。下半身まで揺れると違和感が生じるので、上半身のみ揺れるようにします。
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実際のwebカメラでは顔の動き(+ハンドトラッキング)のみ検知するので、体は顔に連動して動く仕組みになっています。これら一連の体の動きを付けることで頭を傾けた際に体も連動して傾くので、より表現豊かになります。
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これで頭から体までモデリング作業は完成です!
次回が最後のVTubeStudioへのインポート作業になります。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

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