【ノーコード 成功事例/ユニコーン】ノーコードで開発されたインドのユニコーンスタートアップ「Swiggy」とは?

記事
IT・テクノロジー
こんにちわ。

ノーコードを使用してプロダクト開発をさせていただいている蒼士と申します。

さて、ここからが本題です。


ノーコードとは、ソースコードを書くことなくWebアプリやネイティブアプリを開発することができるツールのことであり、ノーコードを使用した海外での開発事例、国内での開発事例ともに増えてきています。

ノーコードの特徴を一言でざっくり言うと、「迅速」かつ「安価」なプロダクト開発をすることができるということです。


これまで、ノーコードで作られたプロダクトに関して、自分のブログやポートフォリオにていくつかご紹介させていただいておりますが、今回は海外での開発事例として、ノーコードで開発されたインドのユニコーンスタートアップである「Swiggy」を紹介していきたいと思います。

ブログこちらから

ポートフォリオはこちらから







☑️Swiggyについて


「Swiggy」とは、2014年に設立されたUber Eatsのようなフードデリバリーのアプリです。

Uber Eatsみたいなアプリの一部機能を過去に作った動画もあるので、ぜひ参考にしてみてください。


「Swiggy」はノーコードで開発されており、インドではあのUber Eatsを撤退させたとしても有名になっております。


2022年1月時点で7億ドル(約950億円)の資金調達をし、時価総額としても日本円で1兆円超えとなり、ノーコードで開発されたアプリの中で初めてのユニコーンスタートアップになっています。

また、SoftBankもSwiggyに出資をしているとのことです。


「Swiggy」の創設者は、もともとインドの物流における課題をITサービスにて解決しようとされていた方でしたが、結果としてはその挑戦に失敗された方になります。

その後、Swiggyの開発に至ったとのことですが、Swiggyがローンチされる前に既にインドにはフードデリバリーサービスは存在していたとのことで、いわば、Swiggyは後発としてのサービスだったとのことです。

後発とのこともあって、飲食店への導入は苦戦したとのことですが、より簡単、かつ速い、信頼性のあるデリバリーを実現するための仕組みづくりにリソースをさき、その仕組みで他社との競争優位を図ったとのことです。


ノーコードで開発したからこそ、プロダクトの開発自体の工数、リソースを抑えることができ、マーケティングの戦略やUX設計、サプライチェーンの構築等の上流の方によりリソースを割くことができたとも言われています。


この、「リソースを最適化することができるということ」は、ノーコード開発をする点でのメリットであると思います。


また、初期段階では、一つの都市で、かつ機能を絞ってリリースされており、今ではファッションアイテムや文房具、その他生活必需品などの扱う商品のカテゴリーも増やしています。



インドには他にもフードデリバリーサービスはいくつかあるそうなのですが、現地の方によると、その中でもSwiggyは「購入した商品の到着スピードが早い」とのことで、その点に関して特にユーザーから支持を得ています。



☑️まとめ


今回は、ノーコードで開発されたインドのユニコーンスタートアップである「Swiggy」を紹介してみました。

ノーコードで開発されたアプリが、Uber Eatsのような世界的巨大企業を撤退させたという事例は個人的にはすごく興味深かったです。


話はそれますが、このような事例からも、ノーコード開発はこれからも注目を集めていくことになるのではないかと予測しています。


実際に、Gartner(米国の大手メディア)は
2024年までに世界のアプリの65%がノーコード・ローコード開発によって生み出されるだろう
との見解を示しており、ノーコード自体もこれからも発展し続けることが考えられます。


ローコード/ノーコード開発の市場規模としても、ITRが2025年度には1,500億円を超えると予測しています。

220217_zu01.png

出典:2020年度のローコード/ノーコード開発市場は500億円規模に拡大
今後も2桁成長が継続し、2023年度には1,000億円規模に達すると予測
ITRがローコード/ノーコード開発市場規規模推移および予測を発表


このように、「技術の民主化」が進んでいき、開発がコモディティ化していく一方で(最近では、ChatGPTなどのAIも話題になっていますよね)、意識しておかなければならないこともあるのではないかと感じております。

それは、「課題背景を定義、理解した上で整理し、それを技術とデザインでどのように解決するのかということを仮説検証を繰り返しながら、当てにいける人」の価値がより一層高まっていくということです。


話が少しずれましたが、今回の記事がノーコード開発、プロダクト開発を考えられている方の少しでもご参考になれば幸いです。

【参考】
The Swiggy Story: How Swiggy Became India’s Largest Food Delivery Platform?


「こんなアプリって実装可能?」

「いくらぐらいで出来るの?」

「アイデア段階でどうしよう…」など


アイディアベースでのご相談も承っておりますので、まずはお気軽にご連絡をいただければと思います。



最後までご覧いただき、ありがとうございました!

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す