冬けしき

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コラム





 関東では、雪になるとの予報で、各地でも寒波の影響が厳しいこの頃です。




 今日は、そんな寒い冬をほっこりとさせてくれるお菓子をご紹介します。

 これは、頂き物なのですが、富山県は高岡市の天保時代から続く老舗の和菓子屋さんの銘菓です。「高岡ラムネ」と称し、色んな種類が発売されていますが、今日のお菓子はその名も『冬けしき』。今日のような寒い日のお供にピッタリです。  参考(大野屋HP) 
冬けしき001.jpg



 愛らしいモチーフが人の爪ほどの大きさで、その端整な作りにお菓子という事を忘れさせます。そのまま眺めていたくて、食べるのも口惜しかったです。しかし、やはり欲望には負けられず、一口ほおばると柚子の優しい香りが広がります。そして、名残もなくすっと口の中から溶けていくのでした。何だか、それは一夜に降った雪のようでもあり、はかない時間でした。お菓子を頂いてこんなさみしいような、懐かしいような気持になったのは初めてです。


 今日は、この干菓子をお供に、時間を過ごそうと思います。


 雪の影響が、少なく穏やかに過ごせますように。



 今日のお話はこの辺で。また、私とおはなししましょう。

Copyright 2022 Chihiro Egoshi






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