『施主支給はキケン!安さ重視のリフォームに注意喚起』

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こんにちは。
このところリフォームのお得情報記事の毎日更新を目指してがんばっております。

さて、昨日の記事にも書きましたが、 今回のテーマはリフォームでありがちな『責任の所在がわかりにくくなる工事』についてです。

「住宅設備だけネットで購入しようかな?」
「何が何でも安くリフォームしたい」
そういうあなたへの記事です。

「え、どういう意味?」ってなりますよね。
 わかりやすく2つ水回り設備を例に挙げてご説明します。

①トイレの排水管の位置をずらした上で新規のトイレを設置する工事の場合
→トイレの排水管をA社に依頼。トイレ本体をB社に依頼。

もし、トイレの下から水が漏れた場合、原因はA社にあるのかB社にあるのかわかりづらいでよね。

②洗面化粧台の設置工事をする場合
→洗面化粧台をA社で購入し、B社に設置を依頼。

もし、洗面化粧台の扉が傾いていたり、水栓等から水漏れした場合、原因は洗面化粧台(A社)に もともとあったのか施工不良(B社)にあったのかわかりづらいですよね。

◆簡単に言えば『1つの工事に対し、お客様から複数の業者に依頼したときにそのリスクが生じる』 わけです。


ではどんな時にお客様は同一工事に対して複数の業者に依頼するのでしょうか?

【リフォーム費用を可能な限り安く抑えたい時】

一番はリフォーム費用をとにかく抑えようと考えた時です。
私の営業時代にもありましたが、一時期『施主支給』というのが流行っていた時期がありました。

施主支給』というのは、お客様がネット等でトイレや洗面等の設備を購入し、リフォーム業者は 設置のみを請け負う工事の事です。

設備を販売している業者はかなり安く売っていました。 
それはそうです。ものを送るだけでいいんですから。。。 人件費もほぼほぼかかってないですよね。輸送代くらいです。

でもこれはリフォーム業者からしたら「やりたくない工事」なのです。
 後々トラブルになるにおいがプンプンしてるのと、正直手間ばかりかかってしまうからです。

では、実際どんなリスクがあるのでしょうか? 
次の項目でご説明します。

【施主支給のリスクまとめ】

施主支給をした場合に起きうるトラブルを解説いたします。

①保証がつかない場合が多い
通常はリフォーム会社に住宅設備と設置費用をセットでお願いするので保証がつきます。
しかし、施主支給の場合は住宅設備に不具合があっても施工業者は責任をとれないパターンが 多いです。
不具合が生じたとき、原因はA社?B社?のような泥沼にはまってしまいます。

②結局手間がかかる
リフォームとは段取りがすべてです。

解体に●●日
下地や配管、配線に●●日
設備の設置に●●日
仕上げに●●日
と工事する前に 段取りを組みます。

施主支給の場合は、お客様がこの日に合わせて設備を入れないといけません。

「もし、設備納入が遅れたら?」
「もし、納入日を間違えたら?」
「その設備と部材はちゃんと注文できていますか?」
「寸法はきちんと合う製品ですか?」、、、、等々

リフォーム会社が行っていることを半分お客様がやらないといけないこともあります。

正直、私が営業ならお断りします。
(というかほぼ断ってきました。)

トイレのタオル掛けや、紙巻き器みたいな後付け可能な小物くらいならいいと思いますが。。
物と工事内容にはよりますが、意外と手間がかかります。

③施工後のトラブル
これは①の保証がつかない件と似た形になるのですが、不具合が起きた場合、それの原因はA社とB社どちらにあるのか?問題が勃発します。

AB両社が「うちに責任は無い」といえばお客様はどうしようもなくなってしまいます。

・水漏れ
・動作不良
・破損等々,,,

なかなかリスクが大きいと思いませんか?

◆結論

施主支給はリスクが高いので同じ工事内容であればリフォーム会社や工務店にお願いする事をおススメ致します!

今日はこの辺で!
よいリフォームを!

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