うつ病から復帰するときは以前の6掛けでよしとする

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うつ病といってもその症状はさまざまで、一概に定義することは難しい。ただ、うつ病が重篤な場合はほとんど一日中外に出ることも、人に会うこともできない程になります。
一般的に気分が落ち込むとか、やる気がしないというのは「抑うつ状態」という「気分障害」の一種であって、本来のうつ病とは一線を画します。

しかし、軽い抑うつ状態を放置し、無理をし続けていれば、いずれは重篤な症状に陥る可能性があります。明らかに気分が落ち込み、やる気が極端に失せてしまったときは、迷わず、専門家に相談することをお勧めします。

うつ病の治療は「休養」「精神療法」「薬物治療」の3つが中心ですが、最近はよく効く抗うつ剤が開発されていて、薬物によってかなり症状の軽減が期待できます。治療を通じて完治できる病気ですが、一方で、一度かかると再発しやすいのが特徴です。

ある調査によれば、最初にうつ病にかかった人が再発する確率は50%、2度かかった人が再発する確率は70%、3度かかった人が再発する可能性は90%と、どんどん高くなっていきます。うつ病は対応を間違えると慢性化する病気だということがわかります。

かかってしまったら、とにかく再発をさせけるように万全の対策をしなければなりません。「仕事の量を減らす」というのが1つの方法だと思います。
治ったからと言って、また以前と同じようにバリバリ働くことを考えない方が良いと思います。

まず、以前の仕事の6掛けで考えましょう。仮に500万円の年収を稼いでいた人なら、6掛けで300蔓延の年収を稼げればいいと考える。300万円の年収の人だったら、180万円くらいの年収でよしとする。
仕事の量を減らし、ストレスの量を減らすことで、再発を防ぐのです。せっかく復帰しても再発してしまったら、元の木阿弥です。

しかも、どんどん再発率が高くなり、慢性化してしまいます。社会復帰が難しくなり、大変困難な状況に陥ってしまう。それだけでは避けなければなりません。
また、そのようなメンタルの病気にかかったことを、あえて自分で公表する必要はありません。
というのも、世の中はまだまだ偏見も多く、メンタルを病んだ過去があることでさまざまな色眼鏡で見られる可能性があります。

自分の過去を全て話す必要はありません。
自分に都合の悪い情報はあえて相手に伝えないほうがいいでしょう。
もちろん、聞かれれば答えていいでしょうが、聞かれなければ答えないという、多少のズルさも、生き抜く上では必要だと思います。
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