【FXトレードvol.8】為替相場の本質

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マネー・副業
FX為替相場のトレード手法や知識、インジケーターツール類と自動売買ツール等の情報を発信しているブログです。
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

為替相場の原理原則

為替相場は株式相場と同様、ある一定の法則に従い変動していることがわかっています。

株式と異なる点は、為替は通貨取引以外に、輸出入の貿易取引、中央銀行の為替介入など、変動要因が多岐に渡るのが特徴です。
そんな多岐に渡るものが、一定の法則に従うのかと思われるかもしれませんが、法則に従うのです。

そして為替相場の変動は、実需による変動よりも通貨間取引(FX)が大きな変動要因になります。GOLDの取り引きもFXの範囲ですが、GOLDの変動は通貨ペアの法則と実需の法則の両面を持っていますので、通貨ペアより複雑に変動します。これは、経験上からもそう感じます。

さて、ここでいう法則というのは、今から為替相場が上昇するのか、それとも下降するのかという、今から~という絶対的な法則ではありません。あくまで予測での法則です。今から上がる、下がるという直前の予測は誰にもわかりません。プロトレーダーでもわかりません。この予測の法則を理解し活用するからこそ、為替相場で資金を溶かすことなく、トレーダーとして生き残れるのです。

通貨ペアに限っての原理原則は、次の通りと言われています。

・為替相場はゼロサムゲーム(誰かが勝てば、誰かが負ける)
・為替相場参加者の思いの結果がチャートに表れる
・為替相場を動かすのは大口投資家、ヘッジファンド、機関投資家、為替介入
・為替相場のトレンドには上昇トレンド、下降トレンド、レンジの3種類
・為替相場分析にはファンダメンタルズ分析、テクニカル分析の2種類
・為替相場の変動は時間軸に対するフラクタル構造
・為替相場は国と国とのパワーバランス

他にも細かく言えば沢山ありますが、おおよそこんな感じですかね。


原理原則を踏まえた上での為替相場

このように、いくつもの原理原則で為替は変動します。
逆を言えば、この原理原則を理解していくことにより、将来の予測が立てられる可能性があるということです。
相場でよく言われる昔からの格言(ウォール街より)

・頭と尻尾はくれてやれ
・売り買いは三日待て
・利食い急ぐな損急げ
・休むも相場
・相場のことは相場にきけ

「頭と尻尾はくれてやれ」この格言は、とても有名な格言です。
これは奥が深い格言だと思います。
利益を追求し過ぎると痛い目にあうぞ!と私は理解します。もっと、ゆったりした大きな気持ちで相場に望め!と言われている感じがします。

他の格言もわかりやすくかみ砕くと…

「売り買いは三日待て」
チャンスとなるエントリーポイントは簡単にはこないので待ちなさい。

「利食い急ぐな損急げ」
損少利大を意識せよ。そして、シナリオが崩れたら即損切りせよ。

「休むも相場」
焦らず、冷静に考える時間も必要。

「相場のことは相場にきけ」
相場経験の先輩方の考えや教訓は大切。相場の動きに従った方がよい。


為替相場の本質

色々グダグダ書いてきましたが、では「本質」とはいったい何でしょうか?
これだけ書いてきたんですが、実は本質はものすごくシンプルです。
そう、よく相場の中で言われる言葉でもあるんですが、この「シンプル」ってことばすごく大事です。相場はシンプルであればあるほど、わかりやすくなります。

で、「本質」ですが、

ドル円だとすると…

日本円がほしいと思って多く円を買えば、円高!
逆に日本円がいらないと思って多く売れば、円安!

これが本質です。

ていうことは、この「多く」っていう状況を捉えることこそ、相場の本質を見抜き、相場で生き残れるということになります。

そう、この多く買ったり売ったりする人は誰か?ということになります。
それは、資金力のある方々で主に(大口投資家、ヘッジファンド、機関投資家)となります。

私たち一般の為替トレーダーでは、円高円安と為替を変動させることは出来ませんので、資金力のある方々が、どう市場を思って行動するかを読み、その方向へ乗っかるしかないのです。何も乗っかるといっても、順張り(トレンド方向へエントリー)以外に、逆張り(トレンド方向とは逆のエントリー)でもOKです。資金力のある方々は、逆へ相場を動かし、損切りを誘発しトレンド転換を狙う場合もあるからです。その時は動きが早く、乗っかることが難しいかもしれません。そんなときは、エントリーせず待つというのも一つの手です。待って様子をみてからのエントリーでも遅くはありません。もしかしたら、転換したと思いきや、また転換して元に戻るなんてことは、相場でよくあります。これがいわば「ダマシ」としてあらわれる場合があります。


本質を理解した上でのトレード戦略

では、実際のトレードはどうやったらいいの?ってことになります。
はい、色々あります。
相場の先輩方が試行錯誤し、経験で培ってきたノウハウがあるんです。
このノウハウを理解し、利用するからこそ、相場でトータルをプラスにし、兼業あるいは、専業トレーダーとして残っていけるのです。

ただ、ノウハウ以外に、資金管理、心理面も大事で、生き残るためには必要なんですが、

次回は、ノウハウについて、何かお話出来ればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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