会社や職場に迷惑をかけずに育児休業を取得するための3つの準備

記事
ライフスタイル
育児休業を取る上で、最初の難関かもしれません。会社へ職場の理解をどのように得ていくかは、会社員にとって非常に重要です。また、育児休業からの復職後もスムーズにキャリアを再開させるためにも、必須と言えます。
育児休業を取ることを決心したら、まずはこの3つの必須事項を確認し、周りから祝福されるスムーズな育児休業取得に向けて準備しましょう。

①会社における男性の育児休業の実態について調べる

まずは自分の会社の育児休業に係る規定や実例を確認しましょう。具体的な確認ポイントの例を以下に示します。
a.そもそも育児休業に関する規定はあるか
b.育児休業を申し出るにはどうしたらいいか(いつまでに、誰に、どのように申し出ればいいか)
c.男性の育児休業の取得例はあるか
d.復職時の支援等はあるか
まずはいざ育児休業を取得する際に、効率的に進めることができるように、情報収集をするということですね。特に「c.男性の育児休業の取得例はあるか」については、もし取得例がある場合、可能であればその先輩パパさんに話を聞いてみましょう。経験に勝る参考はありませんので。
②普段から自分の考え・状況を周りにそれとなく伝えておく(ロビー活動)
地道な活動ですが、個人的にはこれが一番大事だと考えています。
自分の情報や考えをオープンにしておくことは非常に大切です。それによって周りの人があなたを理解し、ここぞ、というときに力になってくれるからです。
まず、奥さんが妊娠して少し落ち着いたら、予定日を含めて、社内の人にそれとなく話をしておきましょう。言い出し方が難しければ、お子さんがいらっしゃる社内の人に質問をする形で伝えましょう。「○月に子供が生まれるんだけど、まだ性別がわからなくて。いつ頃わかった?」等、アドバイスを求める形であれば話しやすいですよね。
また、育児休業を取得するのを少しでも考えている場合は、そのことを伝えておきましょう。言いにくい、とは思いますが、早目に一言「育児休業とってもいいなぁ」くらいを言っておくと、いざ正式に発表するときの言いやすさ・周りの受け入れやすさが全然違います。
私の場合はまず部署の仲間・同僚には妊娠がわかる前から育児休業を取得したい、ということは伝えてあり、部署の上司や部下にも「子供が生まれたら育児をしたいんだ」ということを飲み会などで伝えていたので、いざ実際にそうなったときも、みんなすんなりと受け入れてくれました。
③引き継ぎ計画は長めに厚めに丁寧に
育児休業を取得するとなると、職場を長期間離脱することになります。自身でやっていた仕事を誰かに引き継いでおく必要があります。
この準備を疎かにしておくと、育児休業中に評判を落とすことになるので、気合いを入れてやりましょう。
○カテゴリ分けして、抜け漏れなく
自身の仕事をカテゴリに分けて分解してみましょう。例えば、「社外」「社内」で大きく分け、「社内」であれば「所属部署」「他部署」「支社」と組織で分けてみるといいかもしれません。引き継ぎ先としての分類にもなりますしね。
○資料は分かりやすく、探しやすく
引き継ぐべき資料は多岐にわたると思います。作成した電子文書、紙文書、メールや参考資料、リスト等、様々なものがありますが、できる限りすべて引き継ぎましょう。全ての資料について説明するのは非効率ですが、引き継ぎを受けた人が後から必要な情報をさっと見つけられるようにしましょう。資料の名前などは自分にしかわからないものではなく、第三者が見ても中身がわかるようにしておきましょう。また、電子書類であればフォルダを分け、紙媒体もバインダに閉じて探しやすくしておきましょう。手間はかかりますが、引き継がれた人にとっては非常に助かります。
○スキルや経験も引き継ぎのうち
私のパパ友はシステムエンジニアなのですが、システム構築中にあった全てのトラブルと、そのときとった私の行動、次に向けた反省点をまとめたものを引き継ぎ者に渡したところ、非常に喜ばれたそうです。私の場合は、クライアントの印象や好きなもの、嫌いなもの、重視するものなどをまとめたリストを渡しました。こうすることで、お客様との関係も損ねずに済みます。
単に実務上の情報や資料の引き渡しではなく、自分の得たスキルや経験も引き継ぐことで、引継ぎされる方も喜びますし、会社としてもスムーズに仕事を継続させることができます。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す