アウトプットの機会 - 3

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皆さん

お疲れ様です :)
Masaです。

クリスマスも今週末に迫り、年末ムードが加速してきましたね!
私はクリスマスパーティーやディナー、忘年会で疲弊しています笑

先日は私が毎年主催するオンライン忘年会も無事終了致しました。世界中から多種多様なバックグラウンドをお持ちの様々な国籍の方々60名にご参加頂き、とても有意義な時間となりました。ありがとうございました。次回は来年2月のオンライン新年会です。もしご興味がある方は是非ご一報下さい。

最近の投稿で繰り返し触れているトピックですが、アウトプットの機会を自ら新たに創造したり、既存のアウトプットの機会を活かすことは、語学力の向上を目指す上で重要です :)

私の行うイベント事のような既存のアウトプットの機会が訪れた時は、あまり深く考えずに思い切って飛び込んでみましょう。

まだまだ英語力に自信が持てないから、、、という方々もいると思います。

大丈夫です :) 
表情や身振り手振りもコミュニケーションに必要なツールです。我々は情報の約8割を視覚で捉えていますから、言葉だけでお人柄を伝えようとする必要はそもそもありません。

アウトプットと言えば、先日、元プロ野球選手のイチローさんの現役時代のインタビュー動画を拝見した際に、ふと思うことがありました。

日本人記者が、当時アメリカで現役中の彼に、何故英語でインタビューに応えないのかと質問していました。

その質問に対して、彼は、

英語だと自分の気持ちを100%表現しきれないから、通訳を介します。

とおっしゃっていました。

とても興味深かったです :)

恐らくこの発言の裏側には、単純に英語に自信が無いというだけでは無く、自身の発言に責任を持ちたい。そして、どうせやるならちゃんとやりたい。というある意味でとても日本人らしい考え方が表れていたのではないでしょうか。

彼程の影響力がある立場なら、一言一句に最新の注意を払いたくなるという感覚になるのかもしれません。

しかし、我々が彼のこの発言を間に受けて真似るのは少々危険です。

まず、以前の投稿でも触れさせて頂きましたが、そもそも言語というツールには限界があり、それが母国語だろうと第二言語だろうと、自分の頭の中に描いたものを完璧に描写することは出来ません。

次に、通訳・翻訳にも限界があります。日本語と英語は根本的に異なる言語システムを有するため、例えそれが直訳であっても少なくとも文章全体の語順の再構成が必要です。ましてや、よりナチュラルなアウトプットとなると、更に各単語の概念や表現方法の違いを調整して意訳をしなければなりません。結果的に、ナチュラルを目指せば目指す程、通訳が実際にアウトプットする文章は我々がアウトプットした文章と異なってしまいます。大まかに同じ文脈とは言えても、原文と翻訳文は正確には合致しません。

(私は元野球部ですので、イチローさんをとても尊敬しています。決して批判しているわけではありません笑)

我々は真面目で勤勉です。そして、理想の形を目指して常に向上を図る精神、常に上質を目指す姿勢は我々の美徳です。

しかし、それが故に、最初から自ら極端にハードルを上げ、準備段階から理想を目指し、結果的に始めることすら出来ず、気付いたら理想のスタートを切ることが目標になってしまい、時間だけが過ぎていくという状況に陥る事があります。

英語の学習においても同様です。

我々は時に自分が思い描く理想の英語で話したいという願望が強過ぎます。

折角練習しているんです :)
たまには試合に出てみましょう。試合は楽しいですよー。
例えそれが一打席だけで、結果は三振だったとしても何も恥じる事はありません。それはそれで良い勉強であり笑って話せる思い出になります。

特に、言語学習という共通のトピックを持った人間達が集まる試合では、皆、言葉のエラーを寛容に受け入れます。皆んなが通ってきた道だからです。

馬鹿にされたり、後ろ指を刺される事を恐れる必要はないということです。

実は、試合では皆自分の事で頭が一杯で、他人のエラーを気にする余裕がありません。

気軽にトンネルして大丈夫です笑

Masa
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