間違えは想定内

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皆様

お疲れ様です :)

今年もいよいよ残すところ2ヶ月ですね!
お仕事の忙しさと気温の変化で体調を崩されない様に、呉々も気をつけて頑張って下さい。

私の周りでは、日本に旅行に来たり、自国に一時帰国する外国人の方々や、日本に一時帰国したり、海外出張に行かれる日本人の方々が増えて参りました。
年末年始に向けて、インバウンドの回復に期待できそうですね :)

(海外の宿泊施設や商業施設に電話をする場合はSkypeがお薦めです。格安で現地の固定電話や携帯電話に掛けられますので是非一度試してみて下さい。)

今回も言語学習に関して私がふと感じた事についてお話しさせて頂きます :)

まずは、以下の英文をご覧下さい。私が英国在住時に友人との会話で実際に耳にした言葉です。

A. The printer don't work!

B. Yea, I done it this morning!

C. Learn me Japanese, Masa!

お気付きになりましたか? Aは単数と複数を取り違えており、Bは時制が間違っており、Cは語彙の選択を間違えています。

そして、私が訂正した時の彼・彼女達のリアクションはどれも、What?で、本人達は一体何が問題なのかという様子でした。

また、以下のような日本文もメディアで耳にしませんか。

A. ABC株式会社でお勤めなんですね!

B. 本日は鈴木さんが来て頂きました!

C. 大変人気なスポットです!

Aは助詞を、Bは助詞または動詞を、Cは品詞を間違えています。

やはりご本人は間違えに気付いてもいないでしょうし、例えその場で訂正されたとしても、大した間違えではないと一蹴されるでしょう。

大切なポイントは、日常的に英国人は英語の文法を間違え、日本人は日本語の文法を間違えるという事です。そしてそれは何事も無かったかの様に過ぎ去っていきます。

これは単に言語の進化の過程なのかもしれませんが、我々はごくごく自然に第一言語の文法を間違えるという事実が存在します。

ということは、ごくごく自然に第二言語の文法も間違えるということです。

少々強引ですが、要するに私が申し上げたかったのは、言語を正確に使いこなす人間はおらず、そして誰も正確性にそこまで神経質になっていないという現実です。

よって、文法的な間違えを犯す事は共通認識として常に織り込み済みだという事です。

正確な英語を話すネイティヴも、正確な日本語を話すネイティヴも存在しないのなら、ノンネイティヴは間違えて当然です :)

英語の習得過程において、文法の間違えは当たり前の事で、恥ずかしい事でも、失礼な事でもありません。

聞き手は我々が第二言語で話している事も知っています。

よって、英会話での間違えは想定内であり、我々は何も恐れる必要がないんです。

基礎文法の大切さを常日頃から訴えている私がこれらを言うと少々矛盾している様にも聞こえます。

誤解しないで頂きたいのは、文法を間違えても気にするなと言っているのではありません。

文法を間違えてしまうのはある程度仕方が無いことであり、話し手にとっても聞き手にとっても、間違えは許容範囲内であるべきだという事です :)

もちろん間違えが無い事にこしたことはありませんから、間違えないように努力することは大切です。

しかし、ネイティヴにとってもノンネイティブにとっても、文法の間違えは常に想定内です。

これからは、特に英会話においては、間違えを恐れずに積極的に気楽にアウトプットしていきましょう :)

英語は、我々が自分の考えや思いを描写するための手段です。

橋を掛けるのは、対岸に行くためです。
(英語を勉強するのは、自分の考えや思いを描写するためです。)

橋を掛けるのは、橋を掛けるためではありません。
(英語を勉強するのは、英語を勉強するためではありません。)

英語という手段が複雑に感じられるため、正確性を求め過ぎ、いつしか正確性に囚われ過ぎ、気付いたら本来の目的を見失っていませんか。

本来の目的は、自分の考えや思いを描写するためだったはずです。そして、結果として、より良い人間関係を構築したり、世界観を広げたり、新しい概念に出会ったり、好きな人と楽しくコミュニケーションをとる事だったはずです :)

我々は正確性に敏感です。そしてそれは素晴らしい文化です。

しかし、英語を使用する時ぐらいは、もう少しリラックスしましょう。

みんな間違えてますよ笑

ご一考頂けると幸いです。

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