辞書のお話①――辞書の選び方⑤

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こんにちは、COCOAです。
そろそろお正月気分も抜けるころですね。
いかがお過ごしですか?

さて、本日のトピックです。

★≫≫≫ アナログ辞書だとやる気がそがれる! ≪≪≪★

前回、どんなにいいものでもやる気をそぐものはNGとお話しました。
アナログ辞書はどうでしょう。
面倒だし、そんな職人技みたいなスキルを磨かなくてもいいし、デジタルのような便利機能がないし。

たしかにそのとおり。
面倒だとやる気がそがれます。

それでも、ワタシの答えは。

☆≫≫≫ 急がば回れ ≪≪≪☆

言ってることが違う! と思われる方も多いかもしれません。
面倒ならやるべきでないと言いつつ、アナログ辞書は違います。

ちょっと話は飛びますが、一般的に、デジタル辞書のデメリットは、

・一部しか見ることができない
・前後の単語が表示されない

とされています。
でも、表示範囲が広いデジタル辞書もありますし、前後の単語も表示されるものも。
この2点については、デジタル辞書では改善されつつあります。
アナログを持ち歩く手間を考えると、デジタルはずっと簡単です。
もちろん、身体的にアナログ辞書を持ちづらい方は、デジタルでもいいかもしれません。
ただ、やはりワタシはアナログにこだわります。

というのも、どんな学習でも「俯瞰する」ことが大事だと信じているから。

学習を始めるときは、参考書の内容を目次できちんと確認し、ざっと把握しておかないと、迷子になってしまいます。
その参考書で何をどこまで学ぶのか、予定を立てて勉強していくことが重要なんです。

辞書も同じで、小口のところにアルファベット順に並んでいますよね。
ここを見て、アルファベットの並びを知らず知らずのうちに頭に入れることができます。
これ、学習上ではとても大きな利点なんです。

並びだけではなく、どの文字は使われづらいか、またはよく使われるのかもしだいにわかってきます。
Qで始まるものは少なく、語中で使われるときもあまりありません。
対して、SやEはよく使われますね。
こういったアルファベットの使われ方を俯瞰的に見ることができるのは、アナログ辞書ならでは。

また、辞書をひくことで文字と文字のつながり方がしだいにわかってくるので、その言語を使うときの「勘」が磨かれていきます。
そして、やはり地図としての辞書を実感できるのは、やはりアナログ辞書だけなんですね。

デジタルで、こういう感覚を得られるか考えてみましたが、ちょっと無理だと感じます。
直感的に全体を見渡すことができないので、どうも「勘」を磨くことが難しいんですね。

言語としての癖のようなものを地道に学ぶことは非常に重要です。そしてアナログ辞書でしか学べない点だと思います。

もちろん、最初はまったく違うところをひいてしまったり、もたもた時間がかかったりするもの。
それでもあきらめずに、辞書をひきましょう。
お使いの辞書は、ずっとパートナーになってくれるはず。いい関係を築いてくださいね。

次回は、辞書のおはなし①のまとめです。
金曜日にアップ予定です。


★おわりに★
今月はいろいろ予定があるので、イレギュラーな毎日になりそうです。
寒さが厳しくなる時期ですので、どうぞ気をつけてお過ごしください。
ワタシは暖かい飲み物とシルクのスカーフで乗り切ろうと思います!

ほしたらねー!
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