2023年07月02日(日)
福島11R ラジオNIKKEI賞
過去5年のラジオNIKKEI賞は、当日単勝4番人気以下の立場から複勝圏内に好走した10頭中7頭が、父非サンデー系の共通項。
2021年は、当日単勝4番人気以下の父が非サンデー血統が上位を独占して3連単の配当金も31万円超の大荒れ決着に。
ローカル福島コースの非根幹距離、かつハンデ戦ということもあり、主流とは相反する特殊な傾向が垣間見える3歳馬限定の重賞競走。
また、昨年の勝ち馬フェーングロッテン、一昨年の勝ち馬ヴァイスメテオールは、何れも母の父がキングヘイロー。
当種牡馬は、現役時代に芝1200mG1レースを制覇。馬力とスピード指向に特化したノーザンダンサー系種牡馬。
そのキングヘイローが持つスプリント指向の速さや、ノーザンダンサー系特有の持続力の要素もポイントになりやすいレース。
マイネルモーントは、毎年の当レースで期待値の高いステイゴールド系のゴールドシップ産駒。
昨年8人気2着ショウナンマグマ、2020年8人気1着バビット、2018年9人気3着キボウノダイチは、全馬が父か母父ステイゴールド系の血統馬。
父がステイゴールド系で母父がサンデーサイレンスを経由しない米国型ヘイロー系という意味では3年前の勝ち馬バビットと同様となる血統構成馬。
父ゴールドシップは言わずと知れた小回り&右回りコースの中長距離重賞の鬼血統で、母ゲッカコウも小回り&右回りコースの芝1800m重賞の連対実績馬。
また東京芝1着からのローテに関しても、その血統背景を踏まえれば、条件的には向かなかった競馬を地力の高さだけで補った可能性も高く、本来の持ち味が最大限に活かされるであろう今回は、前走からの大幅な上積みさえ期待できる1頭。
尚、今年の上位人気馬は軒並みサンデーサイレンスの影響が強い斬れ脚、直線の伸びに優れたキャラクター。
降雨の影響で多少なりともスピードの優位性が削がれる馬場設定も、馬力指向の強い本馬にとっては相対的に有利。
オメガリッチマンは、例年期待の高い短縮ローテでスプリント指向の強いスピード型。
タフすぎる馬場になった際は割り引きも、直近3年程度の馬場で前走同様の形が取れれば見せ場以上も。
バルサムノートは、父ロベルト系の近走先行経験馬。
昨年2人気3着サトノヘリオスは父ロベルト系、一昨年11人気2着ワールドリバイバル、7人気3着ノースブリッジは、何れも父ロベルト系の近走先行経験馬。
モーリス産駒で先行脚質という意味では、前述したノースブリッジに近いタイプ。
推奨馬
マイネルモーント
オメガリッチマン
バルサムノート