スプリンターズS(G1) [重賞最終見解]

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2022年10月02日(日)

中山11R スプリンターズS

近年のスプリンターズSは、タワーオブロンドン、グランアレグリア、ピクシーナイトと、芝1600mの重賞勝ち馬が3連覇中。

スピードの絶対値というよりも、相対的な体力や底力の要素が高いレベルで問われやすいG1競走。

この傾向に伴い、血統的にもスピードを持続する才能に長けたミスプロ系(フォーティナイナー系、キングマンボ系など)、ノーザンダンサー系、ロベルト系、プリンスリーギフト系など、非サンデー系の馬力型が毎年のように激走する傾向も当レースならではの方向性。

ヴェントヴォーチェは、前走のキーンランドC(札幌芝1200m・G3)が上がり最速の末脚で1着。

近年の当レースは、近走好調馬の中でも末脚実績のある馬が期待値の高い傾向。

昨年10人気3着シヴァージ、一昨年10人気3着アウィルアウェイは何れも前走5着以内かつ近2走以内に上がり順位2番手以内の実績があった馬。

ノーザンダンサー系タートルボウル×ミスプロ系Distant Viewの構成で、サンデーサイレンスの血を一滴も持たない血統馬。

前述したシヴァージもサンデーサイレンスの血を一滴も持たない血統馬で、父が非サンデー系は過去5年で4勝と、いわゆる非主流タイプであることも当レースに限っては有利。

4走前の春雷S(中山芝1200m)では、1分06秒8の時計で2着馬を3馬身突き放す圧巻のパフォーマンスを披露。

純粋に当時だけ走れば、ここでも十分に勝ち負けは可能です。

タイセイビジョンは、近走好調馬、上がり上位馬、非サンデー血統と、買いの条件満たす1頭。

父タートルボウルは、先に挙げたヴェントヴォーチェと同じ。

昨年のスプリンターズSは、スタートの出負けに加えて緩んだ展開も重なりメンバー最速の末脚を使いながらも12着と不完全燃焼に。

ある程度ペースさえ流れれば、その昨年から大きく着順を上げてくる可能性も。

ナムラクレアは、近年の当レースで期待値の高いマイルG1レースの好走実績馬。

父がディープインパクト系で母父がスピードを強化する米国型の名血、加えてマイルG1実績もある馬という意味では一昨年の当レース勝ち馬グランアレグリアを彷彿とさせるキャラクターで、まともに走れば勝ち負けも必至と言える人気上位馬。

ナランフレグウインマーベル辺りも当レース向きの非主流血統馬。

メイケイエールが折り合った直近4走は全て左回りの競馬場。

右回りで制御が効くかどうか、また昨年のスプリンターズSでは4着に敗れている事実等々を踏まえれば、オッズほどの信頼は、といった懸念も含みます。

推奨馬

ヴェントヴォーチェ
タイセイビジョン
ナムラクレア
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