退職時の挨拶。

記事
コラム

訪問頂きありがとうございます。

私は今まで2つの病院を退職し、
そして今3つ目の訪問看護ステーションを退職を控えています。


今までの病院を辞めるときは、
直接院長やお世話になったスタッフの方々にあいさつ回りをして、
菓子折りを用意して、
特にお世話になった方には手紙とプレゼントを別に用意するなどして

そうやってお別れの挨拶として
自己満足ではありますが、そうやって挨拶をして辞めていきました。

一つ目の病院の辞めた理由は結婚と引っ越し。

二つ目は、訪問看護をやりたくてステップアップのため。

そしてこれから辞めようとしている理由は。
これまでのブログでも書いてきましたが、
今までとは全然違う理由です。

今までだって人間関係で悩んだり、責任の重さで悩んだり、
苦しいことだってたくさんありました。
ですが、

うまくストレス発散もできていたし、苦手な人がいたとしても、
うまく回避する方法もあったし、
相談もできていました。

前向きで、笑顔をモットーで生きてきました。

そして夢をもって訪問看護の世界に入りました。

仕事自体はとてもやりがいがあり、
利用者さんとの思い出も良いものがたくさんあったはずでした。
ですが、
今はもう、全ての思い出が、
黒の絵の具でぐちゃぐちゃに塗られてしまったような状態です。

お世話になった方もいました。
楽しい瞬間も確かにあったはずです。

ですが、今はもうすべてが思い出そうとするだけで苦しく、
フラッシュバックしてしまいそうな状態です。

訪問看護は少人数である場合、スタッフ同士の関わりも濃く、
連携や情報共有がとても重要になる場所で、
病棟のように苦手な人がいたら
同じ勤務にならなければ回避できるというような方法は
難しい場合が多いのです。
それもきっと要因の一つだったと思います。

私は指導という一方向の言葉たちによって、
心は粉々になってしまいました。

今は事務所にも近づくこともできず、
訪問で使っていたルートを通るだけで動悸だったり、
不安な感情に支配されます。

事務所に近づかなくても、波がやってくる。
こんな状態になりたくなかった。


私は薄情で情けないですが、
今までできていたスタッフの皆様への挨拶は
直接出向くことができない状態の為、
手紙と菓子折りをことづける形となります。

恨みつらみは書いてもどうしようもないから、
ただ、大事にしてほしいことを伝わらないかもしれないけど、
それをこめました。


うつは脳の病気で、誰でもなる可能性があること。

一方向のコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションの大切さ

自分の心も、相手の心も思いやる大切さ

言葉の重さ、残酷さ、そして一度出た言葉は永遠に残ること。

どうか同じような思いをする人がいないことを願って、
届かないかもしれないし、
理解してもらえないかもしれないけど、
最後だから
伝えました。


どんなにつらくても、荷物を取りに行ったり、
必死で直接何とか挨拶に行ったりする方々が多い中、
それができない自分が情けないですが、
ここではありのままの私をお伝えしようと思い、書きました。


薄情かもしれないし、非常識かもしれないけど、
でも、
これは私が私の心を守るための第一歩です。

パワハラだと訴えることもできない、認めてももらえない、
だけど、
どうか何かのきっかけになることを願って、
思いが伝わることができることを願った、
私の手紙は、
ちゃんと読まれるかもわかりませんが、
それが私にできる今の精一杯です。

皆さんがどう思われるかはわかりません。
非常識だな、と思われる方もおられると思います。


でも、
一つだけ。

仕事はあくまで生きるために必要なことかもしれないけれど、
命と心を削ってするものではないです。

仕事のために生きるのではなく、
生きるための方法のなかで必要なことのなかの一つです。

どうか、
自分の心の声を大切にできる
世の中になれるよう願っています。

これからも私はありのままの私をここで
発信していきます。
それでも読んでくださる方、
本当にありがとうございます。
不快にさせてしまった方は申し訳ありません。


今日も、
読んでいただきありがとうございました。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す