教育体制の負の連鎖。問題はどこにあるか。

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訪問頂きありがとうございます。


改めての自己紹介にはなりますが、
私は看護師としてのトータルの経歴は約8年となりますが、
病棟看護師3年(慢性期療養病棟)
間ブランクからの病棟看護師3年(一般内科入退院多い)
からの訪問看護師2年
になります。


看護師はいろいろな場所で働ける利点もありますが、
正直この業界は人間関係が良いところもありますが、

びっくりするような出来事が起こる場所もめずらしくありません。。

私が看護師のくせに病院嫌いなのも、
看護師として裏側をたくさん見てきたからこそだと思ってます。


命を預かるからこそ、厳しさも必要だという意見もわかりますが、
命を預かるからこそ、
お互いが尊重しあい、チームとして協力し、
情報共有・意見交換がしやすい環境づくりはとても大事なことだと思います。


コミュニケーションをとりやすいと、
そうなると看護の質もあがりますし、
職場の雰囲気が良くなり、仕事に対してのモチベーションもあがります。

忙しさや責任の重さ、人手不足が人を厳しく変えていく、
というのもよくわかります。

ですが厳しさとは、相手を追い詰めて、心を壊すことが厳しさですか?
感情的に叱責することが厳しさですか?
教えた相手だけが悪いと思っていませんか?
自分の教える技術、態度の振り返りはできていますか?


ずっと今の教育体制を続けていっているからこそ、
人手不足は続き、忙しくなり、自分たちの首をしめている世界だと思います。


あくまでこれは私の考え方ですし、
理想論、無理、と言われるかもしれません。


でも、夫の職場の後輩教育の話を聞いていたり、
いろいろな職場の話を聞いていたりしても感じるのは、

世代によって受けてきた教育体制が違う分、
自分の教わってきたやり方と同じやり方で
新人や後輩の指導をするのは合わないということ。


そもそも、まず、
教育・指導において、自分の教わったことをそのまま教えたり、
自分の理想像を一方通行に教えたり、

そういうやり方をするぐらいなら
そういう教本を作って渡せばいいだけですよね。

そうじゃなくて、
一人一人得意不得意もありますし、
成長スピードも違いますし、
患者指導と同じで、個別性をアセスメントして、
その人にあった方向性から
アプローチすべきだと思います。


私自身プリセプター経験はないので偉そうなことは言えませんが、
後輩教育に携わった経験もありますので、
教える側の苦労も少しはわかるつもりです。

そして、私の姉は別の業界ではありますが、
長く新人や後輩教育に携わる立場にあるので意見を聞きますが、

やはり看護師業界だけではありませんが、
新人・後輩教育は、
双方向のコミュニケーションが不可欠だと思います。


よくあるのが、

教える側は一通り教えたが、新人・後輩が同じミスを繰り返したり、
教えたようにできなくて、
「前に言ったよね?何で教えたようにできないの?」と教える側は叱責し、
それにより、新人・後輩が萎縮してしまうようになり、
報告連絡相談がスムーズにいかなくなり、
それがまたミスにつながる負の連鎖。


私自身教わる側として経験してきました。
教える側としてもうまく伝わらずに、どうしたらいいかなあと悩んだこともあります。

でもこれ、教える側が、
何で教えてるのにできないの?って感じているかもしれませんが、

まず、一度振り返ってみてほしいのが、
相手に教えた時の相手の理解度と認識の確認ができているかどうかです。

一方通行で教えたまま、理解度を確認せずにそのままにするということは、
自分の伝えたことがそのまま伝わっているかどうかの確認を
怠ってしまっていることにつながります。


教育というのは、指導というのは、
教える相手に伝えたいことを伝わるまでが仕事ですよね?

患者指導と同じです。
相手の理解度、考え方をしっかり知り、
それにあわせながらアプローチの方法を考え
教え、指導していくことって
基本ですよね。


もちろん、
教える側だけの努力だけでなく、
教わる側も同じようにわからないことを聞く姿勢は大事です。

ですが、
正直この看護業界は特にそうですが、

そもそも話しかけるなオーラを出していたり、
勇気を出して話かけても後にしてと言われ、
タイミングを遅らせて聞いたら何でもっと早く聞かなかったの、と
言われるなど、
あるあるですよね?


そういう態度がより新人や後輩を萎縮させていく原因になっている事実は
この業界はずっと変わっていないですよね。

他の業界の経験があまりないので、他もそうだったら申し訳ないです。

報告連絡相談ができにくい状況にしてしまうことは、
特にこの業界では危険なことだと思います。

世の中、一人一人、考え方も受け取り方も、価値観も違うからこそ、
相手が自分が思った通りに動いてくれる、理解してくれることはありません。

だからこそ、
お互いに思いやり、思いを知り、受け止めることが、
将来の自分を助けることにつながります。

人手不足や忙しさ、責任の重さを理由に
ずっとそれを言い訳にして
新人や後輩の一人一人と向き合わずに仕事をしていく限り、
看護師不足は永遠に解消されない問題だと思います。


そして、こういった問題は看護師だけでなく、

どの業界の教育においても、

同じ仕事をするメンバーとして、
相手と向き合うことは必要なことではないでしょうか?

仕事はお金を稼ぐための手段で、仲良しごっこをする場所ではありません。
私が言っていることは、
別に友達になれ、というわけではなく、

ただ、人と人として、尊重しあうことは、
人と関わるうえでのマナーとして必要なことなのではないか、
ということです。


どんな人だって、
どうせ仕事をするなら、気持ちよく仕事したいですよね?


そりゃ人間なので、いつも冷静にいられるわけではないのもわかります。
ですが、それを理由に、
言葉の重みを理解せずに、相手を傷つけ、追いつめていいわけがないです。

子供の時に習いましたよね?

相手を傷つけることはしてはいけない、
例え自分が嫌じゃないことでも相手は嫌なことかもしれない。
大切なのは相手の思いを大切にすること。
そして自分自身の思いも大切にし、思いを相手に伝えること。

これって人生において、ずっと必要なことじゃないかなと思います。

そして、どうしても相手が変わらないこともありえるからこそ、
傷つけられる状況が変わらない場合、
離れることも大切です。
逃げではありません。自分の心が一番大切にしなければいけないものだから。


人間誰しも完璧ではないからこそ、
私が今書いていることは実現するのは難しい問題だとは思います。

ですが、
お互いがお互いを思いやり、知り、考え方を尊重することは
きっと、優しく生きやすい世界につながっていくことに
なるのではないかなと思います。


どうやったらそういう世界になれるのかな、
と毎日模索しながら、
これからもできることを少しずつ続けていきたいと思います。


自分を責めること、自分を嫌いになること、
生きるのが苦しいこと、
「〇にたい」程苦しいこと、
逃げる方法がわからない、「死」しかない、
どれも経験した思いだからこそ、
このような思いをしないですむためにどうしたらいいのか、

私の人生のテーマ、目標となりました。

理想ばかり語ってしまって、不快な思いをさせてしまったらすみません。
でも本心です。

いつもですが、
長々と読みにくい文を読んでいただきありがとうございます。


今年の目標に、
読みやすい文章を書けるようになること、
も入れます💦
本日もありがとうございました!







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