共感的態度は、利用者と信頼関係を築くために必要なのですが、実は私たち専門職の力を最大限に引き出せるというメリットもあります。
ちなみに「共感」は相手の感じていることを理解すること。
相手の言う事を全肯定しなければならない同調とは違います。
”この人の生い立ちや価値観なら、その判断をするのは理解できるなぁ。”ということ。
そのためには、相手のことをよく知る必要がありますよね。
共感ができている時、できていない時の違い
例えば支援者が必要だと思うサービスを利用者が使わない場合。
そのことを自分が共感できない時
”自己決定だから尊重するけど、どうなっても知らないよ。”
と、どこか突き放すような、
利用者に寄り添えていない感覚がありました。
ある意味、自己決定の尊重や自己責任という言葉を突き放す意味で使っちゃうんですね。
一方で、共感できている時、
”よい選択とは思わないけどその判断は理解できる。
どんな結果が出ても、一緒に考えていこう。”
と利用者に寄り添えている感覚がありました。
自己決定が尊重や自己責任と言う言葉はその人らしさと捉えていたんです。
つまり自分(支援者)が共感できる。
納得できるほど、自らも自然と協力(支援)的な姿勢になります。
そしてその姿勢は信頼関係につながります。
だから、相手の考え方や選択した理由を知ろうとすること
利用者自身を理解していこうという姿勢が大切なんだと思います。
なので「共感」は、利用者にとってだけでなく、私たちの力を発揮するために必要だよね。と言う話でした。
そして、共感が増えると利用者を代弁する能力が高まります。
ということで代弁についても次回記事にしていきたいと思います。
それではまた。