プラグインのあれこれ 楽器編

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音声・音楽
前回投稿したのがプラグインも関係ないただの音楽紹介だったので、こっちは本題であるプラグイン的な要素の一つ楽器編です。

今回紹介するのは...うーん多すぎて迷いますが「Yamaha VL1」でしょうかね?
この名前を見て懐かしいと思う人すら居るのかちょっとあやしい楽器ですが、実際は結構ポテンシャルの高い楽器だったのだなと改めて触れて実感したので投稿した...そんな感じです。
それでこのYamaha VL1というのはまず鍵盤付きのよくあるシンセサイザーの形をしているんですが、何よりも内蔵音源が少ないです。が、それぞれがモデリング音色(波形生成?)なので録音されたPCMとは少し質が違います。
ただもちろん古い楽器なので質感は正直ちょっと陳腐に感じますが、少し陳腐な音のほうが寧ろオケには馴染むのでこのぐらいの音の方が自分は好きだったりします。
そして何よりもこのVL1は笛の様なコントローラーがあり、これで音色の強弱(ベロシティ)をつけられます...って何が凄いのって感じなんですが。
ズバリこれは笛や吹奏楽器の強弱を打鍵とブレスで弾くことができるというちょっと変わった楽器で、鍵盤でサックスや笛物を弾いた人なら分かるかもしれませんが...とにかくニュアンスを打鍵で再現するのは難しいです。
もちろんDAW上でオートメーションを組んで後から編集するので最終的にはメロディは打鍵、音の立ち上がりはそれぞれ設定するというのがDTMでは基本かもしれませんが。まあでも正直面倒じゃないですか笑
それをこれはサックスが弾けない人でも鍵盤とコントローラーがあれば限り無く生っぽく再現できるという点が最大の利点です。
あと前述した内容で音がちょっと古臭いのも個人的には好印象なんですね。
なので自分はYamahaのVLサウンド、結構好きだったりします。
ただし口と指で弾く楽器なので最初は慣れが必要ですが、ある程度音量をイメージできる人は寧ろこういう楽器の方が速く作業できるかもしれませんね。何よりもなれると楽しいです...が!弾いている姿は何か変です!笑

ちなみYamaha VL1...記憶では四角いモジュールとコントローラーが別になってVL70mとかに変貌していったのは何となく覚えてるんですが...その後は音沙汰無しでYamaha楽器の歴史で消えた楽器の一つとなっている気がしますね。
まあ当然っちゃ当然なデザインだったし、ターゲットよう分からんし、市場からするとなんだかわけわかめな楽器だったのは確かだったかもしれませんが。今の時代、自分のような生楽器じゃなくてあえてPCMやモデリングされたサウンドをそのまま使いたい派にとってはオイシイ楽器だったりします。

今回は長話だったかな...まあここらへんで、またこんど!
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