【福岡県】大倉主と莬夫羅(つぶら)姫。高倉神社【神社仏閣探訪】

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仲哀天皇の船を止めたと言われる大倉主命と菟夫羅媛が御祭神。
岡湊神社と同じ御祭神である。
ちなみに天照大御神は中世になって合祭されたものである。

以前は神宮寺として多くの坊を有していたが永禄二年(1559年)に大友宗麟の軍勢に焼かれ、その後、宗像氏、小早川氏、黒田氏等の力で復興されたとあった。

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鳥居をくぐるとすぐに銅製の大きな毘沙門天がいるのだが、写真を撮り忘れてしまった。
そういや御神木の綾杉も写真を撮り忘れた。
毘沙門天像は芦屋鋳物師の貴重な資料として県重要文化財に指定されているそうなので、興味がある人はぜひ。

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ちなみに高倉神社は本宮、岡湊神社は下宮となるらしい。
知らなかった。


由緒書に「周防婆歴浦」と出てくるのは、今の山口県の周防市の佐波神社がある界隈の海を指すのだろうか。

筑紫の岡の縣主の祖熊鰐、熊鰐(わに)は北九州黒崎の岡田宮に祀られている、この地方の豪族である。

この熊鰐が周防婆歴浦ででん迎え、そうして船を導く役割である。
そうして熊鰐に導かれた仲哀天皇の船が、岡浦、現在の芦屋町の水門で止まるわけだ。

仲哀天皇「あなたは忠誠心をもって参上したのになぜ船は進まないのか。なにか裏があるのではないか。」

熊鰐「これはこの浦に男女の二柱の神がいます。男神を大倉主、女神を菟夫羅媛と言います。この神々の意思だと思います。」

そうして仲哀天皇は二柱の神に祈祷し、船を進ませたわけだ。

とてもざっくりとした説明だが、このあたりの話はネットにいくらでも書いてくれている人がいるので、省略しようと思う。

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太鼓橋もきれいだし、本殿に向かうにあたりワクワクさせられる作りである。
ここにくるといつもこの楼門の幕が風になびいていて綺麗なんだ。

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本殿の回りも立派なものである。
なんかこう、背筋が伸びる感じがする。

奥に階段が続くので登っていくと、そこに稲荷神社がある。

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ここは竹林の中にあって、竹が風でしなる時がとても心地良い。

また、夜もとても綺麗で、凛とした雰囲気である。

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そういや、一年前ぐらいか、ここで「榊をくわえたまますべてを参拝しろ」と言われたんだった。

多分ここの大倉主命に。

なぜだか分からないが榊の葉っぱをくわえたまま参拝して回った。
その後、なんとその榊を食えと言われた。

榊って毒性があるんじゃないのか。

ちょっと怯んだが言われるまま食った。
とりあえず今も生きているので、大丈夫だったのだろう。

ここはぜひ、岡湊神社とセットで巡って欲しい。
岡湊神社の記事はまた後日。
ここはなんじゃもんじゃの木が有名である。

それから、周南市に「高倉荒神社」という神社が何箇所かあるのが気になるので、こちらも後日行ってみようと思う。


高倉神社
〒811-4234 福岡県遠賀郡岡垣町高倉1113
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