人間の欲求について思うこと

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こんばんは (^^)/ カウンセラーの岩田です。

北京オリンピックが終わり、まもなくパラリンピックも終わりを迎えますね。
4年に一度というチャンスにかけて、長い時間努力や葛藤を乗り越えながら、選ばれてきた選手たち。それだけで本当に尊敬に値する方々だなぁと毎回感動を受け取っています。
一番すごいなぁと思うのは、自分が目指していた結果を出せず、悔しい思いをしているときにも、アスリートの皆さんはライバルや結果を出した人達へのリスペクトと称賛をきちんと伝え認め合っていることです。
おそらく自分が必至で努力し限界までやってきたからこそわかる、大舞台で結果を出した仲間たちのすごさを理解し、祝うことができるんだろうなと思います。
もちろんライバルであるし、頑張ってきた自分が一番の結果を出したいのはみな同じだと思います。しかし、彼らは他人からの称賛よりも、自己実現(自分でなりたい自分)になれているかどうかが自分の一番の評価なのだと思います。

人間の欲求には段階があって、生きていくために必要な食べ物や水、睡眠といったことを確保できる欲求から始まって、安全に生きていける欲求、愛情をもってお互いに信頼しあいながら所属できるようなところにいたいという所属の欲求、そして人のために何かすることで認められたい、感謝されたいという承認欲求といった段階があり最終的な欲求が「自己実現の欲求」なのだそうです。
この自己実現の欲求にまでたどり着くには、私などはなかなか難しいですが…

今、毎日報道されているウクライナの方たちは、まさに「安全の欲求」「愛情と所属の欲求」といった多くの人がおそらく普通に感じていただろう状況が、脅かされているのだと感じました。
まさにいまその状態にいらっしゃる一人のご婦人が、「報道で、東京で私たちのために反対のデモを行ってくれているのを見て勇気をもらいました。世界で自分たちを応援してくれている人たちがたくさんいるんだと思えることで、応援物資もありがたいけれど、何よりありがたかった」とおっしゃっているのを見たとき、何の力にもなれないと思っていた私は、どんなに小さな力でも役に立つことはできるんだと改めて感じました。
一人一人がこのことについて真剣に考えることがその一歩なのかなと…
世界中の一人でも多くの人が、自分や他人を同じように「この世界に必要な人間なのだ」と肯定的にに認めてあげられるようになればいいなぁと感じた出来事でした。

それでは今日はこの辺で…
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