キャリアコンサルタント勉強法~論述編~

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学び
前回に引き続き、キャリアコンサルタントの資格を目指している人、資格取得を検討中の方に向けた投稿です。
(学科編、実技編は、コチラ↓)

まず私は2021年3月~7月までキャリアコンサルタント養成講座に通い、10月末に学科試験、11月に実技試験を受け、晴れて合格しました!
合格したてほやほやの身ですが、学科・実技ともに一発合格した私が行った勉強法を公開したいと思います。

養成講座はマンパワー
資格取得団体はJCDA
(論述はJCDAとCCでは問題内容、問われる内容が異なります。
こちらでは、私が受験したJCDAの論述試験についてお伝えします。)

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論述試験では、冒頭部分(事例Ⅰ・Ⅱ共通)とその後の展開(事例Ⅰ、事例Ⅱ)の逐語録が掲載されていて、それを読んで問いに答えていきます。

問いは主に
①5つの語句を用いて事例Ⅰと事例Ⅱの違いを説明する。
②展開の中でアンダーラインの引かれているキャリアコンサルタントの応答について、相応しいor相応しくないを答えてその理由を述べる
③全体を通して相談者の問題点を挙げる。
その後の展開について記入する。
以上の4つ。

この問いに答えていくのですが、正直時間さえかければそこそこ答えは記入できます。
ただ、
・その答えが試験で問われているコトにきちんと応えられているか
・自分の答えでどの程度の点数になるのか
この辺りが判断できず、対策の仕方がかなり難しいものとなります。

そこで私が取った対策は、ズバリ”合格者に聞く”

実際に合格されている方なら、
・どの程度書けているのか
・ポイントはどこか
・自分の答えでどの程度の点数になるのか
が、肌感で分かるような気がしたから。
(たまたま私は現キャリコンの方と繋がっていた為、その方にお願いしましたが、いらっしゃらない方は各養成講座の論述対策講習を受けたりしていました。)

学科試験と違い、
「これが正解」
という答えのない試験になるので、
この時に依頼する相手や講習選びは重要な気がします。
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以下、有資格者のアドバイスを受けて、私がまとめた要点です。
<例題>部分は、私が受験したJCDA第18回の試験内容を基に書いています。
(”JCDA”サイトにて、過去3回分の試験問題が掲載されています。)

《全体》
初見で逐語録を読む時に、重要だと思う部分
・クライエントの感情を表している部分
・キャリアコンサルタントのかかわり方で気になる点
等にアンダーラインを引きながら読む。
アンダーラインがあるコトで、問いに答えていく際の目印になり、時間短縮に繋がります。

《問い1》
5つの語句を用いて事例Ⅰと事例Ⅱの違いを説明する。

①5つの語句について、頭の中で短文を作れるようにしておく。
これは文章校正能力になるので、言葉で短文を作る練習を日頃からしておくのが良いと思います。
②良い例と悪い例、それぞれで使用するパターンの短文をいくつか思い浮かべられたら、指定語句を見ながら文章の大枠は頭の中で完成させられる。

<例題>
指定語句:先入観、ものの見方、助言、共感、自問自答
良い例で使用する短文
先入観を持たずに好意的関心を持って接している」
ものの見方を指摘することで、新たな視点を与えている」
助言をするのではなく。。。」
共感を示すことにより。。。」
自問自答を促すかかわりになっている」
悪い例で使用する短文
「CCtの先入観によるものの見方をしている為。。。」
「CCtによる助言によって視野を狭めて。。。」
共感することなく次の展開へと誘導している」
「CLが内省や自問自答できずに。。。」

《問い2》
相応しいor相応しくないを答えてその理由を述べる。

①相応しい、相応しくないの判断を間違えないコト。
②理由は1~2行の為、簡潔にまとめて記入する。

<例題>
事例Ⅰ:CCt7「相応しくない」
ポイント:「不安になる」はCLの言葉ではなく、CCtが作り出した感情である。
その為、CL8で「でも…」と反論されている。
事例Ⅱ:CCt10「相応しい」
ポイント:CLの語りから葛藤部分を捉えて指摘するコトで、内省を促している。
《問い3》
相談者の問題点を挙げる。

問題点の指摘+その根拠という文章校正にする。
②問題点、根拠ともに事例の中から具体的な言葉を抽出して書き出す。

「CLの問題点は○○と考えます。なぜなら。。。」
「CLの○○という発言から、コミュニケーション不足があると考えます。」等

・具体的に示すポイント:CLが自信喪失している部分、不安を感じている点、理想と現実のギャップ、葛藤が起きている点etc.
どの事例にも当てはまりそうな文章ではなく、今回の事例をきちんと読んでポイントを掴めているかが重要。
《問い4》
その後の展開について記入する。

①問い3と同様、どの事例にも当てはまるような文章や言い回しは避けて、CLの言葉を拾いながらより具体的に記入する。
②長文で解答欄を埋める必要がある為、方向性として2つくらいを示せるようにしておく。
問い3で指摘した問題点にかかわっていく展開が望ましい。
①CLがどうなりどこに向かうのが良いのかという見立てを立てて、そこに気付いてもらえるかかわり方を述べる
②自己理解出来ている点、CLが希望している事をCL自身の言葉を拾って伝え返す事で、気付きを促す等。
①②について、どこをポイントにするかは受験者によって異なるが、採点者は受験者がどこに目を付けたかを知りたい為、具体的に書くと有効。
①②ともに③と繋がっているコト。
以上を意識して、第18回の問題を一度解いてみて下さい。

ちなみに、論述試験の50分はあっという間です。
指定語句の使用やアンダーラインの引き忘れ等ケアレスミスを防ぎながら、短時間で文章を仕上げるコトを求められるので、試験までにいろんな問題を解いて文章作りに慣れておきましょう。
(私は試験までに、5問くらい論述を解きました。)

当日は全ての問題を解いた後、ケアレスミスがないかの見直し時間はあったものの、仕上げた文章を細かくチェックする時間はありませんでした。
50分を目一杯使った感じで終了しました。

他の受験者の方も学科は途中退席する方が数名いましたが、論述は退席可能時間になっても出て行かれる方はいませんでした。
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