転職活動は同時に何社受けるべきか

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ビジネス・マーケティング
求職者様より「企業は同時に何社くらい受ければいいですか?」と相談を受けました。
聞くところによると、その方は今まで利用していたエージェントからは
「何10社でもいいので、できるだけ多く受けてください」
と話を受けたそうです。
離職中ではないその方は
「そんなに多く受けられないけど。エージェントが言うならそうなのかな」
と、半ば疑問に思いながら複数社を受けていたようです。

はたしてそのやり方は正しいのでしょうか?

私の答えとしては「求職者様の状況による」となります。
こう言ってしまうと、身もふたもないのですが。

何10社も同時に受けるべき方とは、私が思うに以下の条件が当てはまる方です。
1, 離職中である
2, 現在お金に困っている
3, 社会人経験がないため、自分に何が向いているか分からない
以下、順を追って説明します。


1について

現在お勤めの方にとって、何10社も同時に受けるのは現実的ではありません。
現職でご活躍されている方であれば尚更です。
端的に言って、時間がないのです。
離職中の方であれば比較的時間があるので、同時に受けることができるでしょう。


2について

とにかくお金がない、来月の家賃を払えない、という方は非常事態ですので、
あらゆる手段を用いてお金を稼ぐ手立てを考えるべきです。
求人によっては「〇日後からでもすぐに働けます」
と急募のものもあるので、こちらを手あたり次第受ける必要があるかもしれません。
ただし、エージェントが持つ求人は
「明日にも働いてほしい」
という求人は少ないので、エージェントが何10社も同時にお勧めするのはどうかな? と思います。
私個人としては、ハローワークや日雇いバイトを探した方がすぐに現金化できると考えます。


3について

いわゆる新卒生がこれに当てはます。
社会人経験が少ないので、自分にマッチした仕事が何かわからないためです。
アルバイトやインターンシップをご経験されている方もいらっしゃるでしょうが、社会人と比較すると経験としては少ないです。
そのためたくさんの企業訪問や説明会に足を運んで、自分にマッチしたものを探していく、ということをしていきます。
以上です。
別の言い方をすると、上記に当てはまらなければ同時に何10社も受ける必要は全くありません。
現職の仕事に支障をきたしますから。
また、経営資源といいましょうか、ご自身の応募する意思が各企業に対して分散してしまいますので、結果として本命企業も落ちてしまう恐れがあります。
それでは本末転倒です。


私が思う企業数は、現職の忙しさにもよりますが大体3~5社といったところではないでしょうか。
もちろん現職の忙しさや転職意思の高さは個人差がありますので、無理のない範囲で転職活動をしていきましょう。



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