[この記事のポイント]
『世界では大麻ブームらしい・・・テンバガー候補はあるのか?』
過去のテンバガー銘柄はどんなものがあったのか?今後また上昇が見込めるのか?
『株価が下落気味の大麻銘柄も多い。今後も成長が見込めるのはどれなのか・・・?』
そういった疑問を解決する記事だよ。
2018年から米国発信で大麻解禁の流れが始まり、多くのテンバガー銘柄が生まれた。
銘柄ベースでその解説をしていこうと思う。
Aurora Cannabis (NYSE:ACB)(オーロラ・カナビス)
オーロラはカナダのアルバータ州を本拠とする企業で、米国にも上場している大麻の栽培企業だよ。
医療用大麻、消費者用大麻、ヘンプ由来CBDを提供していて、世界で最も技術的に進んだ屋内栽培施設と言われていて、複数の施設で目的に応じた栽培を行ってるよ。
オーロラの株価チャートを振り返ってみよう。
株価は1株あたり32セントから、カナダが大麻を合法化した時点で10ドルを超えた。
これは約3000%の上昇だ。
つまり、100万円 投資していたら短期間で3000万円まで増やしてくれていたということ。
テンバガーどころではない上昇率だったわけだね。
このように2019年くらいまでは「大麻の新王者」などともてはやされて大量の投資マネーが流れ込んで株価が暴騰していて投資家はウハウハでした(笑)。
しかし残念がら、現在は巨額の赤字を抱えて事業再編中。
株価は最高値約20分の1にまで下落して、その後も低迷している状況だね・・・。
株価低迷の大きな理由は資金不足のため継続的に株式を発行していて、一株当たりの価値が薄まって株価の下落を招いてしまっていること。
残念がら、再びテンバガー化する可能性は低いよ。
でもね、オーロラはコスト削減に継続的に取り組んでいて、キャッシュフローはかなり改善してきている。
今後の決算で黒字化がすれば株価は大きく上がる可能性がある。
ごらんの通り、かなり株価が下がっているので、少し上がっても大きな利回りとなるのでリスクは高いけど、ハイリターンを狙える銘柄と言っていいと思うよ。
Canopy Growth Corporation(NYSE:CGC)(キャノピーグロース)
キャノピーグロース(CGC)はカナダに本拠地を置く大麻企業だ。
栽培するための最も広大な土地を持っている企業と言っていい。
また、8か国での販売網を持っていて、Canopy Growthが販売するTweed(ツイード)は、有名な嗜好用大麻ブランドで有名だ。
CGCは4000%を超える成長を遂げた!
100万円を買っていたら4000万円になっていたと言うこと。
CGCは大手ビール会社のように運営されているマリファナ企業と言われているね。
CGCのカンナビジオール(CBD)ウェルネス製品は、2021年に発売されて、他の多くのCBDブランドよりも多くの売上を生み出しているよ。
米国で大ヒット中。2021年にある株価の山の理由だね。
また、コンステレーション・ブランズとのコラボレーション製品のCBDスポーツ飲料も発売されている。
さらに、BioSteelというトロントを拠点とするカナダのアスリートや運動愛好家のための栄養製品を製造している企業がキャノピー製品の流通を支援しているよ。
この銘柄は再びテンバガーとはならないまでも、バイ・アンド・ホールドに適した銘柄になる可能性が高いと思う。
Scotts Miracle-Gro(スコッツ・ミラクルグロー、園芸用品メーカー) (NYSE:SMG)
大麻関連企業向けに肥料から水耕栽培システムまで大麻の屋内栽培で必要となるあらゆるものを販売している、いわゆる『ツルハシとシャベル企業』だよ。
ゴールドラッシュで「つるはしとシャベル」を売った人が大もうけしたことを知っているかな?
実際に金で設けた人よりも鉱山の近くで金を掘る道具を売った人が一番設けたって話。
仮想通貨でも、GPUプロセッサーの製造会社は大きな利益を出したし、不動産が急騰すると住宅建築会社が大きな利益を得る。
グリーン・ゴールドラッシュ(大麻株ブーム)でも話は同じだった。
大麻産業では、ブームに便乗する企業の銘柄を購入するのが非常に効果的。
そうすることで、大麻生産者の不安定な値動きを避けながら利益を得ることができるってわけ。
過去5年で、四半期売上高は670%を超える成長率。
経営陣によると2021年の売り上げと利益は過去最高となる見通しだよ。
最近はその割に株価の下落が目立つが、長期的には成長が見込める銘柄だと思う。
ジャズ・ファーマシューティカルズ(Nasdaq: JAZZ)
ジャズ・ファーマシューティカルズは2021年に、GW Pharmaceuticals(GWファーマシューティカルズ、バイオ医薬品企業) を買収。
GWファーマシューティカルズ(NASDAQ:GWPH)はカンナビス(マリファナ)由来の医薬品開発を手掛けていた数少ない企業だ。
GWPHのおかげで、ある種のてんかんを持つ子供たちは待ち望まれていた薬を手に入れることができた。
素晴らしい企業だよ、この会社。僕はこの企業を応援する意味でも大きく投資をした。
統合会社は神経科学分野のリーダー的存在になった。
GWPHは、幅広い疾患に対応するために、自社開発の大麻成分(カンナビノイド)から、規制当局に承G認された新規の治療薬を発見、開発、製造、商業化する世界的な企業だった。
同社の主力製品であるエピディオレックス®(カンナビオール)内服液は、重度の早期発症てんかんを特徴とする希少疾患であるレノックス・ガストー症候群(LGS)、ドラベ症候群、結節性硬化症複合体(TSC)に伴うてんかん発作の治療薬として、1歳以上の患者さんを対象に承認されてる。
エピディオレックスは、米国食品医薬品局(FDA)が初めて承認した植物由来のカンナビノイド医薬品。
てんかんって本当に厄介な病で、この分野では、まだ有効な治療法のない他の難しいてんかん治療薬を開発する機会がたくさんある。
ジャズ・ファーマシューティカルズは、睡眠薬と急速に成長している癌治療薬事業において、リーダー的存在。
そんな企業がGWがリードしていたカンナビノイドの製品開発技術や製品を加えることで、ジャズの神経科学分野を強化・拡大し、収益をさらに多様化し、持続可能で長期的な価値創造の機会を促進することができる。
JAZZの財務分析
直近一年だとこう。
売り上げはきれいに伸びている。
純利益落ちてるけど、これは2021年に大きく投資をしたから。
営業キャッシュフローも安定していてよし。
テンバガーとはならないまでも当面は安定して伸びていく大麻銘柄といえる。こういった銘柄に投資して、自分の資産を増やしつつ社会貢献もできるのは株式投資のだいご味だなと思う。
大麻株の今後
大麻関連株は2017年あたりからすさまじいブームを巻き起こして米国市場に投資マネーが集まって多くのテンバガー銘柄が生まれた。
僕もかなりの恩恵を受けることができた。
ただ、現在は投機の時期は去って、市場がゆるやかに拡大して成長していく一分野と言える。
したがって、残念ながらテンバガー銘柄が今後生まれる可能性は低いと考えられる。
ただし、栽培銘柄でなく、GWPH→JAZZのように今までどうすることもできなかった難病治療薬を次々と開発している企業や、SMGのような「ツルハシとシャベル」企業は今後も収益を上げていく可能性が高いので、十分期待ができる投資分野だよ。
大麻業界の今後
現在は18州と首都ワシントン、米領グアムで娯楽用(日本では麻薬指定の成分)の購入が可能になっているよ。
医療目的の使用は大半の州でOK。
大麻業界の問題は、州法ではOKでも、連邦法で未だ承認されていないので、大麻企業が融資を受けたり、銀行口座を開いたり、クレジットカードを作れないってところなんだよね。
それに加えて、連邦法では違法なもんだから、GoogleやFacebookが広告を禁止していたり、メールで大麻に関する内容を送れないようになってる。
これじゃあ、大麻企業は投資も営業活動も制限されているから伸び悩むよね。だけれど、もし連邦法で認められたら・・・?
そうしたら爆発的な成長と投資資金の流入が起こるはず。
その時のために今の下落してるときに株を買い抑えておくというのはアリだね!
こういった世の中のブームを捉えて資金を入れておくことは資産運用を加速するためにとても重要。
投資で利益を上げていくには正しい投資戦略と知識をつけることが大切。
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