結婚 ~第一章~Ⅲ

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我が家は、夫が家計費を管理していた。それについて特に文句はなかったが
食費で渡される金額は、月2万。お米をまず買い、残りを約4等分して
1週間の買い出しに行く。買ってきたものを、小分けにしたり、調理して
冷凍庫で保存しながら、何とかやりくりしてきた。
夫は、家計費の事情などお構いなしで 会社の人や友人を家に招いて
飲み会を開く。その分の追加料金なんて貰えない。
お酒類は、訪問してくるお客さんが買ってきてくれるのでそこは助かったが
お酒を全く飲まない私にとって、次の日からの食事をどうするか冷や冷やしていた。お酒が進むと、陽気になる夫。そのうち女性客が居ようが脱ぎだす始末
社交的なのはいいが、度が過ぎるぐらいだった。。

そして気になることがあった。
夫も夫の家族も、何故か2番目に生まれた長女を可愛がらない。
長男が生まれたときは、祝い金に10万。長女の時は1万。
頂けるだけありがたい話だが、この差は何だろうと思っていた。
男の子だから?初孫だから?
義母は、自営だったので数十万もする毛皮のコートも現金で買う人。
私は1,000円のTシャツだって夫に聞いてからでないと買えない。
長女が生まれた次の年には、義妹が女の子を出産した。
祝い金は10万だったという。最初の子は10万なのかな?
そう自分に言い聞かせるように、納得していたが
義妹が2人目を出産した男の子にも10万。。。
腑に落ちなかったが、貰って文句は言えないしありがたいとも思っている。
土日は、必ず実家で食事。(全て私が料理・片付け)
その時は、必ず義妹夫婦も、義弟も来る。
子供たちが集まれば楽しそうに遊んでいるが、叱られるのは長女。
時には平手打ちをされたりしていた。
なぜ??? 義妹は「うちの娘が嫌がって泣いてるのに、無理に遊ぼうとするから」などというが、義祖母だけは違っていた。
「あの子はいい子だよ。小さい子に優しくて、遊んであげている。それをわざと叱られるように泣いているのは義妹の娘のほうだから、ママは怒らないでやっておくれ。」
当たり前だ、怒る理由なんて何もない。ましてや危険なことをしたのならわかる。ただ嫌がって泣いてるだけで平手打ちされる覚えはない。
夫に言っても、「どうせ、うちの長女が悪いんだろ。」それしか言わない。
それどころか、夫までまだ小さい娘を殴ったり、気に入らないことをしたり
注意しても一回で聞かなかったら、顔に向けて箸やティッシュの箱を投げつけたりしていた。私には意味が全く分からなかった。

私は3人目を妊娠したが、上2人の子供の世話と毎日実家に通う負担で流産してしまった。何とも言えない気持ちで落ち込んでいても、他人事のような夫
その数か月後には、4人目を妊娠。
心配をした実母が毎月お小遣いを送ってくれた。もちろん主人には内緒。
4回目の妊娠にあたる3番目は、さすがに実家出産に行けず
実母が来てくれることになった。でも先が不安で仕方なかった。
続きはまた明日・・・ 
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