大人へのステップ

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コラム
高校に入学した。元々男子校だったが
インテリア科を増設するにあたって、女子を受け入れ共学になった工業高校で就職率No1。
本当は大学に行きたかったけど、そこまで勉強が追い付いていない
中の上ぐらいの成績。受験はしていない。
推薦入学で高校に入学したのだ。
生徒会長になりたがってた子達の意味がやっと分かった。
汚い世界だけど、それが現実でその恩恵を受けて
受験しないで高校に入ったのだから、文句は言えない。

前に少し触れていたが、私はバンドを組みドラムをしていたので
吹奏楽の顧問からすぐに声がかかった。
「あまり練習に来ませんがいいですか?」それでもいいという。
その先生との出会いは、私の人生を大きく変えた。

体力も徐々についてきていて、家の前にコンビニが出来たので
朝は6時から8時10分まで、そこから学校に行き
放課後気が向いたら吹奏楽部に顔を出し
夜は7時から10時まで働いた。
頂いたお給料で、学費を払い家にも少しお金を入れて
あとは自分のお小遣い。
当時、DCブランドが流行り始めていて
私は金額を気にせず、買いあさった。
でも、「みんなと同じ」は嫌だったので、わざとロンTの袖を切り裂いたり
スカートをアシメにしたりして楽しんでいた。
髪型も、チェッ〇ーズが流行っていたこともあり、
刈り上げに少し髪を残し三つ編み。前髪はアシメの左下がりにしていた。
目立つ気持ちなど全然ないけど、全生徒の9割が男子で女子は1割。
目立って当たり前だった。一歩教室から出ると、そこはナンパ場所。
色んな男が勝手に肩を組んできたり、「昼飯おごるから一緒に食おうぜ」
「って学食かよ」・・と思いながらも、それなりに楽しい学生生活。

4つ上の姉もその学校に在籍していたこともあって、先生から目を付けられるのも早かった。4つ上の姉は、私とは正反対の性格。
顔も全く似ていない。面長に切れ長の目、
スッとした鼻に身長158㎝・体重38キロ。美人顔だ。
モテまくっていたし、勉強もクラスで常にトップ・・・

朝の校門チェックで生徒指導室に誘導され
毎日のように注意される私。。。
先生の口癖は「お前のお姉さんは優秀だったのにな・・」
最初は「ハイハイ」と何も言わず聞いていたが
あまりにも毎回いうので、ある日私はこう言った。
「先生。。姉とは血が繋がっていないんです。。」
「私は貰われっ子なんです。。」同情した先生が詰まった声で
「そうか・・何も知らないのに比べて悪かったな。」
心の中で舌を出した。 そもそも、兄弟姉妹だからと言って
比べるほうがおかしい。みんなそれぞれ一人の人間。

他校とのトラブルがあると、必ず駆り出された。。。
私は喧嘩は好きじゃない、人を傷つける行為も大嫌いだ。
喧嘩も強い訳でもなく、体の弱い人間だ。。
なのに、最後はいつも中心者・・・
最初はそのやり取りを見ているだけ、相手の言い分こちら側の言い分
内心「バカみたいなやり取りだなぁ・・子供かよ」と思いつつ。。
乱闘が始まっても見ているだけ、大きな怪我さえしなければいいじゃん
って感じで見ているのだけれど、さすがに相手が剃刀の刃などを出したら
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気が付いたら、相手は怪我こそないけど気絶している。。。
警察沙汰は勘弁だから、そこを後にするが
次の日に学校で大目玉を食らうのはいつも私だ。。

ある日、授業が始まった時ちょっとしたことがきっかけで
私は授業後、職員室に呼ばれた。
職員室の奥の部屋に呼ばれ。
いきなり「貴様みたいな奴がいるから、この学校の風紀が乱れるんだ。
お前みたいなやつは、この学校から消えろ!!!」
悔しかった。親に申し訳ないと思った。

続きはまた明日・・・
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