今日のルーン ユル(エイワズ)/手放すこと

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占い
こんにちは。
ルーン占い師ルエルです。

今日のルーンはユル(エイワズ)。
ひとことでいうなら「死と再生」のルーンです。

タロットカードの13死神を彷彿とさせます。
並びも、ルーン文字の中で13番目にあたります。
タロットでは正位置が物事の終わり、逆位置が終わりのあとの始まりを意味しますが、このルーンには正逆がありません。
ものごとの終わりと始まりはつねにセットだということですね。

また、イチイの木を象徴するルーンでもあります。
イチイは昔から墓地や教会などによく植えられており、ケルトの樹木信仰においてもやはり「死と再生」を意味するとされています。
イチイは家具などの木材としてもよく使われ、木目が美しいのが特徴です。

終わらせなければ、新しいことは始まらないかもしれません。
旧いものを手放さなければ、必要なものはいつまで経っても入ってこられないでいるかもしれません。



さてここからはルエルの連想ゲームです。

ユル、は(綴りは違いますが)ユール、冬至と音が似ています。
冬至は最も夜が長い日。つまり、ここからまた日が長くなっていくというタイミングです。
太陽にとって当時もまた「死んで、再び生まれる」日なのですね。

また、ユル(エイワズ)はヤラ(ジェラ)の次にあって、これも(綴りは違いますが②)音が似ています。
一年をあらわすヤラ(ジェラ)が過ぎ、一度ユル(エイワズ)を迎えて死に、再生する。
そして、24あるルーンの後半のはじまりでもあるのが、このユル(エイワズ)です。

そういえば、ユル(エイワズ)はフォント(?)によってはシゲル(ソウェイル)とよく似たルーンでもあります。
夜は明ける前が最も暗いといいます。
シゲル(ソウェイル)とユル(エイワズ)の関係性もまた、それに似たものかもしれません。
そして、明けない夜はないのです。



なにか旧いものにしがみついていませんか?
捨てられずにいる、もう必要のないものを今こそ捨てるべき時なのかもしれません。

このルーンは警告でもあり祝福でもあると、ルエルは思います。
何かを捨てるという選択をすることは、少なからず寄りかかっていた何かに頼ることをやめて、自分の足で立つということです。

そうしてはじめて、見えてくる景色があります。
夜明けはもうすぐそこまで来ています。

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