山月記

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教科書にも載っているので 知っている人もたくさんいるであろう
中島敦著の「山月記」
主人公の友人が虎になってしまう。という話。

私は全然いいよ。虎になっても。
それに私は虎になっても人は襲わない、
人を襲うと人は駆除しにくるし。
別に虎だって争い好んでいるわけじゃないと思うんだ。

もし虎になれたら 月の美しい夜に 虎のスピードで
森や荒野を走ってみたい。
そして小さな川だったらピョーンて飛び越すんだ。
虎だから 夜の森も全然怖くないぞ。
お化けも怖くないだろう。
だって虎だもの。
夜の恐れから解放される。なんて自由なんだ。

虎になったのは「山月記」の李徴という男だが
虎になったことを恥じている。
いや 虎でよかっただろう。ウサギや亀だったらどうする?

人間の心の方が獣である虎の心より高いなんて
それ ホント?

もし虎になれたら どうにかして人間の女の子と
友達になりたいものだ。
夜、待ち合わせて 散歩をして ガンジス河を見にいく。
水面に月の光が映って綺麗だろ。
女の子は華奢な腕を私の首にかけて 夜の川面を
見つめている。
私が「山月記」を書くなら そんなふうに書きたい。



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