発達障害当事者としてのアドバイス(教育編)

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暦の上ではもう春ですね。金田です。
今まさに、ご家族もしくは当事者、もしかしたら同僚や上司又は部下、どなたかの発達障害に悩まれている方が今このブログをご覧になっているかと思います。
結論から申し上げます。


大丈夫です。何も問題ありません。



発達障害はただの「個性」と「才能」の塊です。
その点をうまくサポートしてあげるだけで常人の力を余裕で超えるパフォーマンスを発揮します。
私も常人を超えたかわかりませんが、特定分野を伸ばして今その能力でいくつもの企業に深く関与しています。

今回のテーマは「発達障害児童の教育について①」です。
今回は特定領域に優れた才能を示す児童を対象に記載します。

まずは今から私個人の身の上話を書き記します。少し長いと思いますが、よかったら目を通してみてください。
もし興味がなく目を通さないのであれば、まず発達障害をお持ちの当事者の方としっかり正面から向き合うところから始めてください。

前置きが強引ではありますが、身の上話を少々。
私は16か17歳の時に大学病院で知能検査を受け、動作性IQが知的障害と標準より低いラインの境目である60台のいわゆる「border」で、言語性IQが130程度で「supernormal」だったかと思います。
また当てになりませんが、国際レジストリのIQ検査では5年制大学へ進学した世界の人口のうち上位約7%に入ってます(今後触れていきますがこれらの数値は気にしないで大丈夫です)
現在会社を2社経営し、現在3社目の起業の準備をしており、インドネシアとケニアのベンチャー企業の創業者であり顧問でもあります。
また他にもNPOや社団法人等合計8団体に属しております。
私がいかに優れているかという話ではありません。
可能性の話をしています。
この辺りはいずれ触れていきますので今回は聞き流しで大丈夫です。

さて本題。

私は、父がアスペルガー症候群、母はADHDというまさに発達障害の
サラブレッドです。

父は予定や計画が少しでも変わると途端に怒り出す典型的なタイプ。
母は興味関心がころころ変わるこちらも典型的なタイプ。
こんな家庭の姉一人弟一人の長男坊として生を受けました。

私は幼少期から変わった子供だったと母から聞かされてました。
まだ幼稚園に入る前の幼児期はテレビアニメでもなくおもちゃでもなく、平面のルービックキューブのような知育パズルをずっと一人でおとなしくやっていたそうです。
いくつも種類を持っていたわけではなかったらしく、ただ一つのパズルをなんどもなんども、毎日毎日やっていたとのことです。
そのパズルのことを「やりかた」と呼んでいて、母にそのパズルを渡してもらうために「やりかたちょうだい、やりかたちょうだい」と言っていたそうです。
変わっていますよね。多分、普通ではないと思います。
私が逆の立場なら、パズル以外に興味関心を持たない幼児なぞ不安でしかたない気持ちになっていたと思います。

さてすこし話の時間軸を前に倒して小学生の時の話をします。
私は理科の授業以外に興味がなく、理科の成績だけは申し分ありません
でした。
それ以外は全く興味なし。
時間の感覚がおかしいのでほぼ毎日遅刻、提出物は持って帰るという段階で忘れていつも遅れて出す、忘れ物が多くなくしものもとても多い。
通知簿にもしっかりかかれていました。

ただ、理科だけは特異的に興味を示しました。
3者面談の時だったか、「スポンジが水を吸うように覚える」とほめてくださり、放課後や理科室の掃除の時に理科の先生が個別に中学理科で習う
化学反応式などについてまで教えてくださったことを今でも覚えてます。

また私は暇さえあれば図書館に通っており、希望の書籍がないときには電車にのって離れ町の大きな図書館まで足を延ばしておりました。
私が毎日図書館にいくものですから、母親としても気になったのでしょうね。
何度か一緒に図書館に行った覚えがあります。
私は高校生で発達障害の診断がおりて、家族で発達障害について話すまであまり覚えてなかったのですが、原子力に関する本を読んでいたそうです。
記憶にあるのは2階の化学物理の棚だったか、クリーンエネルギーと題される原子力の本だったと思います。
うろ覚えですが、作文のテーマが「温室効果ガス」についてだったのでその
関係で読んでいたかもしれません。

とはいえ今ではBWR型、PWR型などなど、こんな単語程度しか今は覚えておりませぬが。

話が少しそれましたので戻しましょう。
母親に後から聞いた話ではそのころあたりから普通の子供ではないと認識し
始めていたそうで、私の教育について考え教育方針をすこし変えたそうです

ここから1つ重要なお話に入ります。

もしも発達障碍児の育児でお悩みの方がご覧になっているのであれば、なおのこと参考にしてください。

その重要な話とは母親の教育についてです。

母は、自分が望む書籍はなんでも買ってくれました。

拍子抜けしましたか?
なんだ、これだけかと。
そう思っていただけたら私は幸甚です。

そうです、学習という分野の育児の根本はたったこれだけでいいのです。

興味のある分野を徹底的に伸ばす。
発達障害を抱える子供たちは実に様々な分野に興味を持ちます。
ひとつのことにしか興味をしめさないなんてことはないんです。

とにかく、大量の情報と知識に触れさせてあげて
より多く興味関心を示す学術等に関心を持たせてあげるのです

それらの知識に触れさせて、興味を示したら伸ばしていく。
苦手分野の領域より得意分野の領域(知識量)が上回ればいいだけなんです。

この章はこの程度でいったん切っておきましょう。
今後重要なポイントを一つずつ章節に分けて記事に致しますのでどうぞご参考までに。

尻すぼみな書き方ですが、まずは当事者もしくはその関係者の皆様へ、私からの宿題です。


今まであなたたちは何度お子様に怒鳴りましたか?


興味を持った事柄をほめてあげた事はありますか?


興味を持って学んだことについて目を輝かせて話すその笑顔をみていますか?


私からは以上です。
思い当たる方がいたら少し考えたほうがいいですね。
まったく思い当たらないのであれば、それは素晴らしいかもしれませんね。

では、続きは次章で。
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