本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回のテーマは、
「生まれ変わり」
です。
仲間の口から、娘の不思議体験が語られる。
長女が寝室で眠ったのを確認し、リビングに戻ってくる。
「パパー」
眠そうに目をこすりながら、駆け寄ってくる次女。
「ミナもねんねする?」
「やだー」
いつもは長女と一緒に寝るのに、今日はどうやらイヤイヤ日らしい。
「パパとお話するー」
「そうだな。お話しよっか」
その言葉に嬉しくなり、娘の身体を抱き上げる。
「眠いなら寝なさいよ」
「眠くないもん」
妻の言葉に少しむくれるミナ。そこがまた可愛い。
「パパが絵本読んでくれるって」
「本当?!」
娘の顔が笑顔になる。
そして、妻の顔も笑顔になった。
彼女は知っている、絵本を読むとミナが眠りにつくことを。
2階の寝室への階段を一歩一歩進んでいく。
「パパー、まだミナ寝ないよ」
「分かってるよ。絵本は2階にあるから取りに行こう」
娘が横になっている隣で、絵本を読む。
それがいつもの日課。
「お姉ちゃんが眠ってるから静かにいこうねー」
「うん」
寝室に入り、長女が眠っているのを確認する。
電気をつけると起きてしまうかもしれない。
「これじゃ、絵本は読めないなぁ」
ミナをベッドに運んで、一緒に横になる。
「じゃあ、パパのお話して」
「パパのお話かぁ・・・」
何の話をしようか。
「そうだな。お姉ちゃんとミナが生まれた時の話をしようかな」
「生まれた時の話?」
「そう」
あれは確か・・・。
昔の事を思い出しながら、娘と一緒に布団にくるまる。
「ミナが生まれるときねー。おねえちゃんと一緒だったんだよ」
・・・。
「一緒にいたんだけど、先に行きたいって。おねえちゃんがそう言ったの」
・・・・。
「お姉ちゃんが先に行きたいって言ったの?」
「うん!」
「ミナはどうしたの?」
「いいよって言ったら、おねえちゃんがありがとうって」
それって。。
「だから、今一緒にいるの」
「お姉ちゃんと?」
「うん!」
この当時。
ミナの年齢は5歳、長女は7歳だった。
2人が生まれる年は2年ほど離れている。
じゃあ、2人はどこで出会ったんだろう。
お姉ちゃんはどのタイミングで、
「先に行きたい」
って伝えたんだろう
確認しようと思っても、
「zzz」
ミナは静かに寝息を立てている。
「あれって何だったんでしょうね」
「謎ですよね」
彼が体験した本当のお話。
「先に行きたいっていうタイミング。生まれる前に2人が出会ってたとしたら・・・」
「それって生まれてない時だから、身体。というよりは、魂の話になってきますよね」
長女が生まれる時、2年後に生まれるはずの次女には身体がない。
「じゃあ、生まれ変わりがあるって事なんですかね?」
「身体がない時。お互いに話ができるって事は、そうなのかもしれないですね」
肉体単位だけでなく、人は魂でも会話が可能なのかもしれない。
いや、肉体がないなら口も存在しないから。
テレパシーみたいなものかもしれない。
「面白いですよね。確かめようがないですけど」
「本当に。あの子達にはいつも驚かされますね」
僕らはしみじみと語り合ったのでした・・・。
追伸
みなさんはどう思われますか?
このお話を聞いて。
「ウッソだ~。作り話でしょ!」
と思う人もいると思います。
5歳の子どもが親に作り話をするのかどうか。
または、
親の方が作った話を僕にしている。
そんな考え方もできてしまいます。
ただ、
人が作り話をする。うそをつく時というのは、利害関係があるケースがほとんどです。
僕がよく経験したのは、人を採用する時の面接です。
自分が選ばれるために、趣味や特技を誇張して書く人はたくさんいました。
質問の解答も事前に用意して、準備万端。
なぜそこまでするのか。
就職したいからです。
「一定の利益を得るために、人はウソをつくことがある」
これはいたって普通の事です。
では、
娘が作り話をするメリットは何なのか。
パパの関心を得たい?
親の愛を受けたい?
スピリチュアルな話をして、パパがその話に関心があることを知っていて? だから、そういう話をした。
これは考えにくいですよね。
じゃあ、親の方が作り話をしているパターン。
僕にこの話をして、彼に利益が生まれるのか。
娘がすごい人って思われたい?
僕に?
なんで?
彼に何のメリットがあるのか。
と考えると、僕の中では不思議と信じられるんですよね。
世の中は不思議な事であふれています。
生まれる前の世界があるのかどうか。
死後の世界があるのかどうか。
もしくは、
人は死んだら、ただただ、土に還るだけなのか。
まぁ、死なないと分からないんですけどね(笑)。