本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「子ども」
です。
お盆休みの時期ですね。
実家に帰って、ご先祖様に手を合わせる。
そういった方も多いんじゃないでしょうか。
この時期に実家に帰ると、
いとこの子ども。甥っ子や姪っ子など。
普段は接する機会のない人が集まってきます。
そういう時、僕はいつも、
「暇なら、ちょっと子ども見といてー」
というお願いをされ、子どもと会話することになります。
「それ何ていうの?」
6歳の幼い男の子。彼の手に握られているピンク色の人形についてたずねてみる。
「リバイス!」
どうやら仮面ライダーシリーズの人形らしい。
あ、
そういえば物語の最初の方だけ見てた気がする。
「確か、悪魔と契約するやつだよね」
「そうだよ! すごく強いんだ!」
彼は興奮しながら、手の中のリバイスを雑に振り回す。
あ、ちょっと疑問が浮かんだ。
「悪魔って知ってるの?」
「知ってるよ!」
おお!
子どもが思う悪魔とは、どんなものなのか。
気になるから聞いてみよう!
「悪魔ってどんなやつ?」
「悪いやつ!」
即答。
子どもの悪魔の定義は、気持ちいいぐらい分かりやすい。
「あ、でも。バイスは違うよ」
仮面ライダーリバイスを知らない人のために補足です。
バイスとは主人公に取り憑いた悪魔で、主人公の周りの人を食べようとしたりする欲望に忠実な相棒。
主人公との対立を繰り返すうちに、人間の気持ちを理解し始め味方になっていく存在。
今回の仮面ライダーの敵は悪魔。
でも、
その悪魔にもいいやつ悪いやつがいる。
となると、子どもにぜひ聞いてみたい!
「じゃあ、いい悪魔とわるい悪魔の違いってなに?」
子どもは何で善悪を判断するのか。
「うーん・・・」
ちょっと6歳には難しかったかな。。
もっと分かりやすい方がいいかもしれない。
「じゃあ、アンパンマンとバイキンマンはどっちがいいやつ?」
これなら分かりやすい。
「どっちも好きー」
お、意外?!
「バイキンマンも好きなの?」
「うん」
「何で?」
「いっぱい出てくるから!」
確かに!
バイキンマンはレギュラー出演。
人は何度も顔を合わせたり、会話したりすると、それに比例して好感度が上がっていく。
子どもはそれに影響を受けやすいのかもしれない。
「おじちゃんはバイキンマン好き?」
彼は真っ直ぐな目でこちらに問いかけてくる。
この真っ直ぐな視線に答えないわけにはいかない。
「バイキンマンは努力家だから好き。アンパンマンは顔を変えればいくらでも戦えるけど、バイキンマンは不思議な力なしで戦ってる。ヒーロー対人間って感じかな。だから、絶対に勝てない相手に挑む、バイキンマンはカッコいいと思うんだ!」
僕が熱弁すると、
「ふーん」
子どもは退屈そうにうなづいたのでした。
追伸
子どもと話すと色んな考えが生まれますよね。
大人は色んな立場があるので、発言が模範解答みたいになる方が多いです。
でも、
子どもは違います。
自分の思ったこと。
それをそのまま、素直に投げかけてきます。
人間はもともと子どもなんですよね。
子どもが知識を学んで、大人という入れ物を作り上げただけで、根本的な中身はそこまで変わりません。
子どもと話すと、その時の気持ちを思い出すことができます。
人は誰からでも学ぶことができるんですよね。