食べて吐くことからの解放〜良性腫瘍に救われた話〜

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コラム

ココナラブログを離れていました。

他のところで、管理栄養士としての仕事のことや新しく始めた薬膳の勉強について書いていました。

ココナラブログをどうしようかなと思い、数ヶ月ぶりにブログの閲覧数を確認したところ、
「女性の痩せ」について書いたブログがそこそこの数字でした。


悩んでいる人がいるのか、
問題視されているのか、
いずれにせよ、興味をもたれる人がいるということで、情報や体験を追加しようと思いました。


管理栄養士という仕事をしながら
恥を忍んで書いていきましょう。


私は以前拒食症でした。
もちろん、もれなく過食症にもなりました。
この2つはセットと考えて良いでしょう。


人間の身体は恒常性といって、何につけバランスをとるようにできています。

寒いときには血管が収縮しますが、
これは血管内に流れる血液量を減らすことで、できるだけ熱が外に出ないようにして、体温を一定に保つようにする身体の自然な反応です。

バランスを欠いた振り子のように、どちらかに傾けばそれを是正するための機能が働くため、極端に痩せると、いわゆるリバウンドが起こります。これは避けようのないものと考えてよいでしょう。


私は10代から40代まで、食べては吐くを繰り返していました。
拒食症から始まったものですが、痩せようと思ったきっかけは、自分に自信がなかったためです。

痩せという殻を被れば、やっと人並み、
中身が空っぽでも、私は他人が羨むように痩せているという優越感、
痩せているという安心感を武器にして、人前に出ることができました。


武器なんて、違和感を感じませんか?

でも、武器なんです。


他人と遊ぶ、他人と話す、歩いていて他人とすれ違う、他人がいる電車に乗る、
他人と接点を持つ以外にも、他人の目に晒されるということだけで、武器が必要になります。

自分を守る痩せているという武器がなければ、社会に関わることができなかったのです。


そして40代、なぜ食べて吐くことから解放されたのかというと、
病気になったからです。

「左下腹部腫瘍」

腹腔鏡手術で腫瘍を取りました。

幸い良性腫瘍でしたが、直径7cmまで成長していて、激しい腹痛に襲われ病院を受診し発見されました。

ドクターは原因は良く分からないと言っていました。

けれど、腫瘍というモノがある以上、原因はあるわけです。


実際は、私にしか分からない腫瘍が作られた原因がありました。

手術をして、腫瘍とともにようやく私は、食べて吐くことから解放されたのです。

良性腫瘍に、私は救われました。


続く

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