自責思考と他責思考~考え方のバランス~

記事
コラム
人は他責思考と自責思考の間で生きています。

他責思考と自責思考は、対照的な傾向であり、バランスが重要です。
適切なバランスが取れていないと、健全な心理的健康や良好な対人関係に影響を及ぼす可能性があります。

自責思考は、自分自身を過度に責める傾向を指します。これは自己評価が低く、自信を喪失しやすいことにつながります。
自責思考の人は、何か問題が起きた場合にすぐに自分自身を責め、過度な負担を感じることがあります。

一方、他責思考は、自分の問題や失敗を他人のせいにする傾向を指します。
他責思考の人は、自分の責任を逃れるために他人を責める傾向があります。
これは他人との関係を悪化させる原因となる可能性があります。

バランスを取るためには、以下のようなアプローチが役立ちます。

1️⃣ 自己認識:
 自分がどちらの傾向に偏りやすいかを理解しましょう。
自分が自責思考に陥りやすい場合は、自分を過度に責めないように注意し、自分自身に対する優しさや思いやりを持つことが重要です。
他責思考に陥りやすい場合は、自分の責任や行動を適切に認識し、他人を適切に責めないようにしましょう。

2️⃣認識と受容:
 自責思考や他責思考が起きた場合、その状況や感情を客観的に認識し、受容することが大切です。
自分自身や他人に対して適切な責任を持つことが重要です。

3️⃣対話とフィードバック:
 自責思考や他責思考に陥りやすい場合、信頼できる友人や家族、専門家との対話を通じて、客観的なフィードバックや支援を受けることが役立ちます。
自分の思考や行動を客観的に見ることができるようになります。

4️⃣ マインドフルネスやストレス管理の練習:
 マインドフルネスやストレス管理の練習を通じて、自分の感情や思考を観察し、適切に対処するスキルを身につけることができます。
これにより、自責思考や他責思考に陥りにくくなります。

バランスが取れた自責思考と他責思考は、自己成長や対人関係の向上に役立ちます。
自分自身の行動や考え方を客観的に見つめ、適切な責任を持つことが大切です。

世の中には他責が悪い、といったイメージが付きまといやすいですが、私は一概にそうとは言えないと思っています。
全ての物事を自責で片付けようとすると、1人で責任を負える範囲は限られてきます。
また、全てが自分のせい・・・と思い込むことで、自信喪失とネガティブな自己評価に繋がってしまい、結果として自己成長や成功の障害となる可能性があります。

無題1040_20240216125209.png
自分ができる範囲と、それ以外とを冷静に明確にしておく必要があります。

責任というのは自分だけにあるものではないからです。

自己責任の範囲を超えていく時に、周囲に助けをきちんと求められることも必要なのです。

自責思考が強い人は冷静に周囲を見るクセを、他責思考が強い人は「やらされている感」をできるだけ抜くクセをつけていくようにしたいですね。

▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す