うつ病は心の病として、多くの人が悩んでいる病気です。
しかし、その初期のサインというのは見逃されやすいものでもあります。
うつ病は初期の対応が重要になってくる病気です。
今日はうつ病の可能性を示すサインを9つご紹介します。
1.気分の低下
慢性的な悲しみや無力感、絶望感などを感じることがあります。
わけもなく涙が流れたり、どうしても笑うことができなくなったり、感情を上向きに保つことができなくなります。
2.興味・喜びの喪失
今まで好きだったことや、興味があったものに対して感情を持てなくなります。
趣味や社交活動などへの意欲が低下するのも合図の1つです。
3.疲労感とエネルギーの低下
日常的な活動に対しても疲労感を感じるようになります。
以前はできていたことができなくなったり・・・
些細なことでもとても大きな物事に感じるようになり、疲労感が増して感じるようになります。
4.睡眠障害
不眠症や過眠症など、睡眠が適切にとれなくなります。
長い時間寝付けなかったり、中途覚醒が多くなったり、早朝覚醒が増えるなどの兆候が現れることもあります。
日中やたらと眠かったりする場合もあります。
5.食欲の変化
食欲が落ちたり、逆に食べても食べても足りなかったり、食べて食べて吐く、など適切に食事がとれなくなります。
食事に対する興味が失せてしまう場合も。
体重の増減である程度把握できる場合もあります。
6.極端な集中力の低下
仕事や日常のタスクにおいて、集中して作業にとりかかれなくなったり、集中できる時間が極端に短くなったりします。
また、忘れっぽくなるなどの症状がでる場合もあります。
7.過剰な罪悪感や無価値感
些細な失敗に対しても自分を責めてしまったり、自分自身に価値を感じなくなります。
何に対しても自分を責める傾向が強まったりする場合もあります。
8.身体的不調
説明の付かない頭痛や筋肉痛、腹痛や胃痛など、風邪などの病気でもないのに不調が続いたりします。
繰り返す下痢や便秘などに現れることもあります。
9.自傷行為や希死念慮
自分自身に危害を加える考えや、また、逆に自分自身の世話ができなくなるなどのことが起こる場合があります。
また、頭の中に死にたいな、という考えが浮かび、なかなかそこから抜け出せなかったりします。
実際のうつ病の診断は、こうした状態が2週間以上続くなど、診断基準がありますので、このサインに当てはまるからといって必ずうつ病である、ということはありません。
気分が落ち気味になった場合には誰しも起こりうるサインでもあります。
こうしたサインが出ていると感じる時は、休息をとった方がよいでしょう。
ですが、もし、こうしたサインが出ていて気がかりであれば、心療内科や精神科に助けを求めるのも手です。
風邪を引いた時に内科に行くように、心の不調があれば病院に行ってよいのです。
早期にサポートを求めることで、早期に解決することも多いです。
自分の心と身体の変化、サインは見逃さないようにしましょう。
チャット感覚でゆっくりお話を伺うことができます。
辛い、何となく辛い、きつかったこと、愚痴を言いたいこと。
ゆっくりお話をしてストレス発散をしましょう。