HSPさんとうつ病

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コラム
近年よく耳にするようになった「HSP」という言葉。
名前がついているのでよく病気と思われますが、病気ではなく気質のことです。
HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」があります。

■ D:Depth of Processing/深く処理をする
  簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
■ O:Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
  刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
■ E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
  他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
■ S:Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
  他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく
しかし、このHSPという気質がもとでうつ病を発症する人も珍しくありません。

HSPとHSPうつの違い

大きな違いとしては2つ挙げられます。
・物心ついたときから不調な症状があるかないか
・強い自殺願望があるか(希死念慮)
物心ついたときには不調はなかったのに、ある時点から不調をきたし始めているならばHSPうつの可能性があります。
また、強い希死念慮もHSPうつの可能性があります。

HSPうつの主な原因

HSPの人は、HSPでない人に比べて脳内の神経が高ぶりやすい傾向にあります。
HSPは周囲からの刺激を強く感じやすく、ストレスに晒される状態に陥りやういです。
HSPの人はそうでない人と比べて「扁桃体」が活発であるとされています。
そのため、強い不安や恐怖を感じやすいのです。
また、強いストレスに晒されるため、ノルアドレナリンや、ストレスホルモンと言われるコルチゾールの分泌も活発になりやすいのです。

気分が落ち込まないようにする対処法

1.1人の時間を作る
HSPの気質というのは気質ですから、コントロールできるものではありません。
HSPの人は刺激を強く受け取りやすいため、1人で静かにできる時間というのも必要です。
できるだけ静かな場所で、リラックスできる場所を探しましょう。
ゆったりしましょう。

2.周囲の音や光を遮る
周囲がうるさいと集中力を欠くことがあります。
今はノイズキャンセラのイヤホンなども販売されていますので、そうしたものを利用することも一つです。
光が眩しい場合は偏光グラスなどを利用してもよいでしょう。

3.自分の気持ちを整頓する
紙などに自分の気持ちを書いてみましょう。
これはベアたんがカウンセリングを受けたときに行った方法でもあります。
HSPの人は周囲の影響を受けて、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまうことがあります。
また、自分の心を奥の方に閉じ込めてしまう傾向もあります。
紙に書き出して、整頓して吐き出してみましょう。
ノートでもスマホでもよいです。
書き出すことで状況も整頓され、、また、自分の気持ちにも気づきやすくなります。

うつ病を発症すると、自分で治すことが難しくなる場合があります。
不眠や過眠、体調不良、思考の停止など、自分に異変があると気づいた場合はまず心療内科やクリニックなどを訪れましょう。
症状が軽ければ回復も早いです。


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