初めての就職 3

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そのあと二日間東京旅行へ行った。浅草で着物着て人力車に乗った。人力車のお兄さんが芸達者で三時間一瞬ですぎちゃいました。

帰宅後、そのショップを紹介してくれたアドバイザーさんから連絡があり「大変なことになっている」と言われた。

要約すると、入社してすぐなのに転職するのはありえないということで社長と部長が激怒しているという事だった。

まぁ、そりゃそうだよな、というのが素直な感想だった。

「転職活動するのはいいが、隠れてしなさい」「謝らなくてもいいから表向きは転職活動をやめたことにしなさい」という話で収まった

そう、関係の無い会社まで巻き込んだ事態になったのだ。

次の出勤の日、おとなしく過ごしていたらお局に「転職活動どうなん?」とわざわざ聞いてくる、「あれ?アドバイザーさんからもうしてません、て聞かなかったのかな??」と思いつつ、嘘がつけず「ぼちぼちです」と答えてしまった。

内心、「まぁ、世間話程度やろな」と甘く考えていた。

それ以降も頻繁に聞かれた。それを素直に答えてしまった。

案の上、それは部長に筒抜けであった。

これに関しては自分があほすぎたとしか言いようがない

しばらくしてまたアドバイザーさんから連絡がきた。

「もうしてないと言っていたのにしてるじゃないか」と大激怒とのこと

その時初めてお局に言っていた内容が部長に伝わっていたことに気づく

流石にただ事ではないらしく、営業担当の方含め、三人で電話面談を行った。

「嘘も方便」「隠さなきゃ」と流石に怒られた。今回の事もアドバイザーさん達が頭を下げるので転職先が決まるまで隠しなさいという事で終わった。

関係ないのにここまでしてくれたことは当たり前じゃないので申し訳なさと感謝で今でもありがたいなとおもっています。ありがとう中村さん

私は意地でも謝りたくも頭も下げたくなかった。理由は自分だけ頭を下げる意味が分からないし、相手にも非があると思っていたから(プライベートに踏み込みそれに対して文句言われたり、理不尽な言い分とか)

それからきかれても話題をそらしたり、イヤホンしてそもそも聞かれないようにしていた。その頃には他の社員さんにもその話は伝わっていて上の方では物議をかましていたらしい

そして、店長と面談することになった。この人はぷーさんみたいな人で穏やかな人、「感情的に殴っては来ないだろうな・・・」と思っていた。

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