親子の思考ギャップ

記事
学び
家庭教師・学習サポートの活動を行っていると
親が子供に求めるものと子供が欲しているものには
常にギャップがあるように感じています。
今回は親子の思考のギャップについて書いていこうと思います。

1.子供を持つ親は子供にどんな風に育ってほしいのでしょうか?

私は2022年1月4日時点で独身かつ子供もいませんので、
想像の話をします。
①家業を継いでほしいと望む人
②自分と同じスポーツや習い事をしてほしいと望む人
③健康でいてくれればそれでいいと思う人
様々な回答があると思います。
すべてに共通しているのは
子供へ向けられた愛情ゆえの親なりの答えだと思います。

2.愛・愛情ってなんでしょうか?

子供に向ける愛情ってことはそもそも
愛・愛情とは何かを考える必要がありそうなので、
Elie Wiesel (エリ・ヴィーゼル)の有名な言葉である
「The opposite of love is not hate, it's indifference.」
から考えてみましょう。
「愛の反対は憎しみではなく無関心である。」と言っています。
無関心でない状態の対極を愛とするならば、
過保護がもっとも愛が表現されている状態となってしまいそうです。
ほかにも、
「愛は見返りを求めないものだ」とか
「愛は相手のすべてを受け入れることだ」とか書いてあることが多いですね。

3.子供はどうなりたいのでしょうか?

親から愛情を与えることが共通認識だとしても、
一方の問題として、子供は自分がどうありたいか
充分に理解している親はどのくらいいるのでしょうか?
今この記事を読んで、お子さんがいる方は即答できるでしょうか?
子供がいない方は自分の親が子の質問に即答できるでしょうか?

充分に理解しているのであれば、
理解しようと努力している人であれば、
子供に対して無関心ではなく
子供を受け入れる努力をしていると言えそうです。

もし、理解していないのであれば親から与える愛情というのは
親のエゴであり自己満足になってしまいそうです。

ただし、2.で書いた愛の定義をすべて満たすには
見返りを求めてはいけないことになっています。
子供のありたい姿を理解しようとしまいと、
見返り(与えたものに対する成果と言い換えても良いかも知れません)
を求めてしまうと、途端に愛とは無縁の
自己満足になる危険性を持ち合わせているようです。

子供も1人の人間ですから、
親の自己満足に付き合うのが面倒だと感じると、
強く反発したりすることもあるでしょう。

4.まとめ

すべてを満たす完全な愛情を与えるというのは難しいと思います。
時間、お金、気持ち等々与えたものがいかに大きなものであるか、
未経験の私には察するに余りあることは確かだと思います。
ただ、周囲の人間関係を円滑に回すために1人1人が
自己を強く主張しないのと同じように
子供と接するときにも
親の自己満足にならないようにするのは大切だと思っています。
子供は親の道具でも操り人形でもありません。

生意気な記事を書きましたが、
子供を持つ親の方々が、子供との関係について
立ち止まって考え直すキッカケになってくれると嬉しいです。

次の記事の内容については考え中です。
また、気が向いたときに書きたいと思います。
私のサービスに興味をお持ちいただけましたら、
ご連絡いただけますと幸いです。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す