未知との遭遇

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学び
知らないものと出会った時の反応というのは
年齢や性格、その人の育った環境によって
大きく異なることは間違いないと思いますが
知らないものに関して積極的に向き合う姿勢は
年を取ると失われていくものだと感じています。

ということで、今回は

見知らぬものと出会った時の反応と学習
について書いていきたいと思います。

未就学児の場合

言葉のしゃべれない赤ちゃんは
見たもの手に触れるものすべてを
食べようとすることが多いと感じています。

母親の反応を繰り返し見ることで
ある程度の識別ができるようになったとしても、
見知らぬものがあると
手を触れて、食べようとします。

そして、大抵の場合、母親に取り上げられます。
見知らぬものに対する自分の行動が
否定されることが多いということです

小学生・中学生・高校生の場合

見知らぬ人についていかないように指導され
見知らぬものには触れないように教えられることが多いと思います。
親は子供がかわいいがゆえに、頭ごなしに禁止します。
子供を信じて判断基準を提示するのではなく、
面倒ごとを起こさないように、ただ禁止します

ただ、制約が多い中で、子供たちなりに創意工夫し
多くの遊びを考え、時には親にうそをついたり
隠し事をしながら成長していきます

親や学校からはだめだと言われても
友達や先輩から進められると興味をもって
見知らぬものに触れあっていこうとします。
基本的には誰かと一緒にいることで
見知らぬものと遭遇する機会があるといった程度です。

大学生・社会人の場合

親元を離れて生活し始めることで
たくさんの見知らぬものとの出会いを体験するでしょう。
高校生までの親や社会の保護の程度が高かった人ほど
怖い経験をするかもしれません。

親元にいたときはすべて禁止されていたのに、
途端にお金を稼いだり一人暮らしをしなければならない状況になれば
優しい言葉をかけてくる人についていきたくなる気持ちもわかります。

お金を失ったり、物理的な被害を受けて
結局見知らぬ人には関わってはいけないという恐怖心だけが残ります。
あまり進歩していないように感じます。

子育て四訓

乳児は肌を離すな
幼児は肌を離して、手を離すな
少年は手を離して、目を離すな
青年は目を離して、心を離すな

と歌われる子育てに関する教えがあります。
子が育つには親側が離れていかなければならない、
という大切な教えだと思います。

何をゴールにするかによって、学び方・躾は変わってきます。
子供が怪我をしなければいいのであれば、
子供を肌身離さず抱えていればいいでしょう
子供が一人でいるときにケガをしなければいいのであれば
見守っていてあげましょう
子供が自立してほしいなら
一人で行動させるしかないのです。
助けを求められたときに助けられるように準備して
ただただ、信じて待つしかないのです。

テストの点が取りたければテスト範囲をすべて暗記すればよいでしょう
就職したいなら面接の練習をすればよいでしょう
恋愛をしたければ恋愛対象に声をかけなければなりません
自立させたければ、行動させないといけません
いつまでも親子一緒に行動できることはないでしょう。
速かれ遅かれ、経験することになります。

大切なのはすべてを上手くいかせることではないと思います。
上手くいかなかったときにどうするか、
どうやって行動できるような考え方を育てるかだと思います。

未知と遭遇した場合、自分で働きかけることができれば
それが必要なものかどうか判断できるでしょう。
必要なものであれば目標となるでしょう。
目標と現在地がわかるようになるでしょう。
現在地がわかれば足りないものに気付くでしょう。
足りないものに気付けば、あとは自ら努力するでしょう。

一昔前に流行りましたね、
いつやるの?
いまでしょ!!

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