前回の大人婚活のすすめPART1ではときめきの力、年を重ねても異性にときめくこと、ときめかれることで元気で若々しく魅力的にいられるのではないかとのご提案をいたしました。
今回はセカンドキャリアアドバイザーとしての視点から大人婚活のすすめについての私の考えや思いをお伝えしようと思います。
先日、あるテレビ番組で研究者が言っていたことなのですが、
「孤独」は高齢者の死亡リスクや認知症の発症リスクを高くするそうで、その数字はというと、孤独な人はそうでない人の死亡リスクが1.7倍、認知症発症リスクが1.5倍だということでした。
※メモを取っていなかったので、死亡リスク、もしかしたら1.9倍だったかもです。はっきりせず申し訳ございません!
いずれにせよ人間にとって「孤独」がいかに心身を蝕むものなのかを語っていると思います。
人生100年時代といわれる21世紀の現代では人の一生の過ごし方も見直される時代です。
20世紀では人の一生は
ステージ1 教育
ステージ2 仕事
ステージ3 引退
の3段階で、引退後にそう長い時間はありませんでした。
21世紀の人生100年時代ではステージ3の引退後をどう生きるかを自ら選択し、新たなライフステージを展開することができるのです。
セカンドキャリアアドバイスでは仕事だけではなく、あなた自身がこれまで生きてきた人生そのものを総じてキャリアとみなします。
その上でセカンドキャリアの選択肢として「就労」「社会貢献」「学び直し」などがあげられます。
こうしたセカンドキャリアを選択し、社会参加をして孤立しないよう高齢者が自らの行動で孤独を避けることが長い人生を生ききる鍵であるともいえます。
私自身はあなた自身がこれまで生きてきた人生そのものを総じてキャリアとみなし、セカンドキャリアの選択肢「就労」「社会貢献」「学び直し」に加えて「大人婚活」があってもよいのでは?と考えています。
新たなライフステージの生き方として再就職や起業をして働くことでやりがいや社会から必要とされる喜びを感じることができます。ボランティア活動、習い事なども人と人とのつながりの中で、そのような喜びを感じることができるでしょう。
そこに加えてパートナーの存在があったらどうでしょう?
私は人のライフステージをひとつの物語になぞらえて
ステージ1 プロローグ
ステージ2 クライマックス
ステージ3 エピローグ
と、このように考えています。
生まれて、幼少期、学生時代と今後の人生に夢や期待、ときには懼れを抱き成長していく時期がプロローグ。やがて大人になり社会人となり、世間の荒波に揉まれつつ経験を豊かにし、人生のクライマックスを迎える。そして、第一線からは引退し、人生の幕がおりるまでのエピローグ。
年齢にかかわらず良きパートナーの存在は、お互いに必要とし必要とされていることで喜びを感じるものではありますが、ステージ3人生のエピローグだからこそその存在の意義は大きいように感じます。
セカンドキャリアとしての仕事や活動を離れたとしてもパートナーの存在そのものが生きる意味を感じさせてくれるのではないでしょうか。
大人婚活世代はステージ2終盤からステージ3のあたりにいらっしゃると思います。物語のエピローグはこれから・・・あなたはどのようなエピローグを描きますか?
※セカンドキャリアとは
狭い意味では第二の職業、広い意味では第二の人生を意味する和製英語
中高年世代が年齢の段階によって現在の就職先の職務や雇用形態を変更することや、退職して改めて就職したり起業したりするなどの新たな人生を開拓すること、出産育児後の女性の社会復帰を示す概念としても使われています。
大人婚活を語る上では広い意味の第二の人生の意味でご理解くださいね。