高度情報処理試験(PM)の合格論文に必要な2つの観点

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IT・テクノロジー
本日は、少し知っておくだけで高度情報処理試験(プロジェクトマネージャ)の午後Ⅱ(論文)の質向上につながるノウハウをお話しします。

■合格論文には絶対に記載が必要な観点が2つある

 高度情報処理試験(プロジェクトマネージャ)まで、あと半月ほどとなりました。きっと、多くの方が論文対策として、過去問を題材に論文作成を練習したり、市販の練習問題集の模範論文読み込んで記載ノウハウを把握したりしていることでしょう。その勉強方法は間違っていません。引き続き頑張ってください。しかし、いくら勉強しても本番当日の論文に欠けていると合格から大きく遠のいてしまう非常に重要な観点というものがあります。物事に絶対ということはないので「大きく遠のく」と言いましたが、正直、「合格できない」と断言しても良いでしょう。それくらい「重要な観点が2つ」あります。実は、この観点というのは、言われてみれば当然だと感じる人も多いのですが、実際には、それが書けてなくて不合格を続ける人もいます。
 その2つの観点を意識せず、やみくもに論文練習を繰り返しても意味がありません。何となく、問題文の与件を設問に対する論文に漏れなく盛り込んで綺麗に組み立てましたというだけのレベルになってしまいます。これでは、B評価が良いところです。2つの観点のうち、片方でも論文中に記載できていない、又は、違った使い方をすると、「あっ、この書き方をしているということは、この人はプロジェクトマネージャとして失格だな、思慮が浅いな。」と読み手に思われて大きな減点となります。
 繰り返しますが、この2つの観点は、言われてみれば当然のものですが、気づいていない人も非常に多くいます。事実、私の論文添削を受講してくださった人の中でも、どちらか、又は、両方の観点が欠けている方が多くいらっしゃいました。

■絶対記載が必要な観点(その1)

 高度情報処理試験(プロジェクトマネージャ)の合格論文に必要な1つ目の観点は、「プロジェクトマネージャの観点(立場)で論文を記載する」ことです。どうでしょうか、当たり前のことすぎると突っ込みのお言葉が聞こえてきそうですが、これが書けていない、又は、違った観点で書いてしまう人が非常に多いのです。書き誤っている1例をご紹介します。

 例:「~という納期遅延のリスクがあることを把握した。そのため、私は、その納期遅延のリスクが発生しないよう注視することとした。」

 例を見て何が問題なのかお気づきでしょうか。例では、「~注視することとした。」とまるで他人事です。プロジェクトマネージャならば、リスクが発生しないよう、又は、発生しても軽減するよう対策を講じなければなりません。しかし、それが記載されていません。少し知識のある方ならば、リスク対策には「受容」という選択肢があるのだから何もしなくても間違っていないのではという人もいるかもしれませんが、それならばそう明記すべきですし、例では注視していくと記載しているのですから受容しているようには見えません。皆さんはこのような点を意識して論文を記載されているでしょうか。これはあくまで一例であり、プロジェクトマネージャの観点(立場)で記載できていない論文にはまだまだ多くのパターンがあります。

■絶対記載が必要な観点(その2)

 高度情報処理試験(プロジェクトマネージャ)の合格論文に必要な2つ目の観点は、ご推察にお任せします。1つ目の観点で、そんなの当たり前すぎると感じた方は、きっと2つ目の観点も理解し、論文にも反映できていることでしょうからご安心ください。

■合格論文に近づけるために

 高度情報処理試験(プロジェクトマネージャ)には、論文に経験を反映するかがカギとなります。プロジェクトマネージャとしての経験がない学生が合格するのは、その経験を頭で想像(疑似体験)して、論文に反映しているからであり、決して、経験を論文に反映していないのではありません。ここでいう経験とは、実際に仕事を通しての経験である必要はありません。先の例でいえば、学生であってもプロジェクトマネージャの観点(立場)ならばどう行動しなければならないかと疑似体験できているのです。逆に、10年以上、仕事でプロジェクトマネージャを経験していてもこの観点が記載できていない人もいます。
 ご自身が作成された練習論文が論文レベルに達しているか不安な方は、是非、第三者の論文添削サービスの利用をご検討されてはいかがでしょうか。客観的に確認するためには、私のご提供する添削サービスでなくとも結構ですし、誰の添削サービスであっても、得られることがあると思います。勿論、私の論文添削サービスをご利用していただければ、合格に必要な2つの観点を含め、合格レベルに達しているのかを判定させていただきます。また、合格論文に達していない場合は、どのような点が達していないのかを可能な限り具体的に添削させていただきます。
 限られた勉強時間の中、効率よく合格されるよう頑張ってください。

以上です。



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