今、一部で「暗殺者のパスタ」をご存じですか。
名前が刺激的なので一部で流行っています。
私もおもしろいなと思っていたので、試しに作ってみることにしました。
まず、暗殺者のパスタとの名前の起源ですが、幾つかの説があります。
・あまりに辛くて「私を殺す気か?」となり「暗殺者」の名前がついた
・血に近い色だから
・乾麺のスパゲッティを強火で熱した鉄のフライパンでこんがり炒めるので、その様子が情け容赦のない殺し屋の仕業のようなというところから
こんなところですね。
それでは、レシピをご紹介しましょう。(「マカロニ」を参考にしています)
1. トマトだしを作る
暗殺者のパスタは、リゾットのようにだしを足しながら煮込んで仕上げます。まずはじめに鍋で分量の水を沸かし、分量のトマトペーストと塩を溶かして “トマトだし” を作りましょう。
できあがったら火を止めるか、弱火で温めておきます。
2. フライパンでにんにくと唐辛子を炒める
フライパンに分量のオリーブオイルとにんにく、唐辛子を入れて熱し、オリーブオイルに香りが移るまで炒めます。にんにくは、焦げる前に取り出しておきましょう。
本場イタリアでは生唐辛子をたくさん使い、激辛に仕上げます。このレシピでは乾燥唐辛子を使ってもOK。お好みの辛さに調整してくださいね。
このあと乾燥パスタを折らずにそのまま入れるので、できるだけ大きいフライパンを使いましょう。
3. トマトピューレーとパスタを入れて炒め煮をする
フライパンに分量のトマトピューレーを加えて、軽く炒め合わせます。その上に分量のスパゲッティを硬いまま並べて、中火で炒め煮をします。
スパゲッティがフライパンからはみ出しても、心配はいりません。水分を吸ったパスタがしだいにやわらかくなって無事収まります。
チリチリと音がして水分が少なくなってきたら、弱火でパスタをあまり動かさずに、じっくりとおこげを作っていきます。火力が強すぎると焦げすぎてしまうので、注意しましょう。
4. 焦げめがついたらひっくり返す
途中でパスタの焼け具合をチェックし、焦げめがついてきたらひっくり返します。反対側にも焦げめをつけていくので、できるだけまんべんなくフライパン底に当たるよう並べましょう。
5. トマトだしを加えて炒め煮をする
ここでいよいよ、1で作ったトマトだしの登場!パスタがしっかりと浸かるくらいの量を加えます。
沸騰するまでは強火、そのあとは中火で煮込みます。
水分が少なくなってきたら弱火にして、できるだけ動かさずにじっくりと焦げめをつけましょう。この時点でパスタの味見をすると、まだ硬くてアルデンテ(麺の中心に髪の毛1本ほどの芯を残したゆで具合)とまではいかないようです。
6. アルデンテになるまでトマトだしを足して炒め煮をする
もう一度トマトだしをパスタが浸るまで加えて、パスタの硬さがアルデンテになるまで炒め煮をします。パスタのゆで時間どおりにはいかないので、味見をしつつトマトだしを継ぎ足ししながら仕上げます。
分がしっかりと飛んで、またおいしそうな焦げめがついてきましたよ。フライパンにくっついた部分をヘラでこそげ取りながら、混ぜ合わせます。
汁気がしっかり飛んで、パスタがアルデンテになっていたら完成です♪
なかなか大変でした。
勿論、私のやることですから不手際続出。
でも、なんとか出来上がりました。
なかなかおいしかったです。
まあ、料理の上手い人が作ればもっと旨くなるのでしょうが。
贅沢はいえません。
とにかくビールとワインがめちゃ進みます。
皆さんも時間があり、気が向いたら作ってみてください。
ただし自己責任で。
では