テレビで男性と女性の脳の違いをテーマとした番組をやっていました。
比較されたポイントを以下に上げます。
色彩感覚が優秀なのは。
味覚が優秀なのは。
ダイエットが成功するのは。
人をやる気にさせるのは。
記憶力がいいのは。
他人の不幸を喜ぶのは。
詐欺にかかりにくいのは。
気持の切り換えが早いのは。
気配りが上手なのは。
以上。
しかし、こんなことを比較して、何になるんでしょう。
男性のほうが、あるいは女性のほうが優秀だからどうしろというんですか。
当然ながら個人差もあるでしょうし。
それに街角アンケートにしても、ゲストにしても、男性は常に、一つの例外もなく、すべての点に男性のほうが優秀であると答え、女性は当然、女性が優秀であると答えました。
こんなコメントやアンケートに意味がありますか。
最初から分かりきっているのに。
そして、最後の締めの言葉も酷かったですね。
男性も女性もお互いに良いところがあるんだから、補いあって仲良くやっていくといい。
なんでしょう。
この生ぬるい意見は。
それなら最初からこんな意味のない比較なんかしなければ良かったのに。
まったく、どういう演出なんでしょう。
この番組ではそれぞれのポイントについて、男性と女性の脳のどちらが優れているかを比較していました。
それで結果を発表するわけですが、男性が優秀だと男性ゲストが、女性が優秀だと女性ゲストが嬉しそうな顔をするんですね。
どうしてでしょう。
自分が褒められたわけでもないのに。
私にはこういった考え方はないですね。
仮になにかについて男性が女性よりも優秀だとしても、全然うれしくありません。
これは、たとえば、ノーベル賞やオリンピックなんかの成績でも同じで、同じ日本人であることを誇りに思うなんてことはまったない。
自分には関係がないと思うだけです。
さらに云えば、こうした考え方は危険で下手をすると差別感情に繋がると思うのですが、これの話は長くなるのでまた別の機会にします。
少し戻りますが、大体、「色彩感覚」とか「味覚」とかで男性、女性のどちらが優秀であろうが、どうでもいいでしょう。
だからといってどうしようもない。
まあ、本当のことを言うと、私は女性のほうが生き物として男性より優れていると本気で思っています。
ただ、昔この意見をブログ(別のサイトです)に書いたら、沢山の男性からの激しい非難の嵐。
しかし、その反論がまったく論理的ではなかったので、余計に自分の意見の正しさを確信しました。
では。