完全に権威を失ったランキング番組や賞レース

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テレビのいかさまの話をもう少し続けます。

まず、いわゆるランキング番組。

たとえば、昔、かなり人気があった「TBS歌謡曲ベストテン」ですが、この番組に限らず、ランキング番組では順位決定方式について公正を謳っています。

しかし、実際には番組やテレビ局のさまざまな都合で決められています。

端的にいうと、視聴率を上げるためや、芸能事務所やレコード会社への忖度ですね。

まったく流行ってないのに、売れてる感を出すためにランクインさせるわけです。

出演するのはいつも同じような顔ぶればかりで、それが実際のレコード(昔の話です)の販売実績とは全然関係ないなんてことが当たり前でした。

最近はこうしたランキング番組はあまり見ないようですが、やはり飽きられたんでしょうね。

次にいかさまが顕著なのは賞レースです。

さまざまな賞がありますが、たとえばレコード大賞。

私が若いころはこの賞も権威があり、どの歌手が受賞するか興味しんしんでテレビを見ていました。

しかし、最近では誰が獲ったのかなんて誰も知らないし、気にもしません。

しかも受賞するのはろくに聞いたことがないような曲ばかり。

そういえば、あるユニットの所属する音楽会社がレコード大賞を1億円で買ったというスキャンダルが話題になりましたね。

当初、ファンを中心にそんなことあるわけがないと否定する傾向が強かったのですが、レコード大賞の最高責任者 日本作曲家協会会長の叶弦大氏が、「業界関係者の皆様、歌謡曲ファンの皆様に深くお詫び申し上げます」と公式に謝罪しています。

こうした買収疑惑は昔からささやかれていたんですが、確定されてしまったわけです。

しかし、上に書いたようにレコード大賞なんてもう権威もなにもありませんから、買収されようが何しようが誰も気にもしていないようですが。

さらに日本アカデミー賞もあります。

同賞は米国の映画芸術科学アカデミーより正式な許諾を得て発足したものですから、公平な選考をしていると皆さん思っているかもしれませんが、残念ながらおかしなところだらけなのです。

毎年、ノミネートおよび受賞作が東映、松竹、東宝の配給作品に極端に偏っており、そのために別の映画賞レースを総ナメした作品や俳優がノミネートさえされないことがあります。

たとえば、今年は、ベルリン国際映画祭や釜山国際映画祭など、世界各国の著名な映画祭で高い評価を獲得した「ケイコ 目を澄ませて」が作品賞ノミネートからもはずされていたことが話題になりました。

結局、日本アカデミー賞は大手映画会社の宣伝イベントでしかないんですね。

日本アカデミー賞は、日本アカデミー賞協会の会員3935名(2022年度)による投票で決定されますが、投票を行う協会会員はほとんどが会社員で、しかもその多くが大手配給会社4社やその関連会社の社員なのです。

そして、協会を運営する役員も、これらの会社の社長や専務、部長が大半を占めています。

これ以上は説明する必要もないでしょう。

さらに、最近何かとマスコミを騒がせるあのジャ○ーズ事務所への忖度も指摘されています。

過去にもその傾向は見られたのですが、特に2023年には同事務所から3人が新人俳優賞を受賞していることを見ればよくわかるでしょう。

そういえば今年のR1 も出来レースとの疑惑が囁かれていました。

これも関係者からは否定されていますが、こうしたことを考えると本当であっても何の不思議はありません。

もうテレビが絡む賞なんてものは誰も信用しなくなるでしょう。

これが日本の芸能界の体質なのですから。

では

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