アイドルビジネスの闇

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昨日、ダライラマの少年に対する性的行為の強制に関する記事を書いていて、当然というか、今世間で大騒ぎしている故ジャニー喜多川氏を巡るスキャンダルを思い出しました。

ニュースによれば、元アイドルのカウアン・オカモト氏がジャニーズ事務所創業者で数年前亡くなったジャニー喜多川氏による性的虐待の被害を訴えたとのことです。

オカモト氏は、15歳からで入った2012年から2016年にかけて約20回ほど性的虐待を受けたとし、また、彼と同様の被害を受けた少年は100人ほどに上ると述べています。

彼らは、喜多川氏の意向を拒んで自らのキャリアが損なわれることを恐れたわけですね。

喜多川氏が10代のアーティストを手なずけ、性的虐待をしていたという疑惑は1999年から浮上していました。

週刊文春は同年、元アイドル6人の証言を元にした記事を発表しています。

ところが、他の日本のメディアはほとんどこの疑惑を取り上げていません。

実は、このオカモト氏の証言も先月放送された英国BBCのキュメンタリー番組ー「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」(The Secret Scandal of J-Pop)がきっかけなのです。

彼は、「日本のメディアではおそらく報じないだろう。BBCのように外国のメディアならば取り上げてくれるのではと言われ、この記者会見を受けることにしました」と述べ、まず今月5日に週刊文春に自らの訴えを詳しく説明した後、東京の日本外国特派員協会に招待されるかたちで記者会見に臨んでいます。

結局、日本のメディアなんてこの程度のレベルなんですね。

今まで、」新聞、雑誌といった旧メディア(文春は除く)も、特にテレビ局はジャニー喜多川のスキャンダルに触れようとしませんでした。

そして、今回の記者会見も各テレビ局は完全にスルー。

何が公正、公平な報道なんだか。

ただし、一般大衆にも責任がまったくないとはいえません。

ファンたちはアイドルを愛するがためにスキャンダルを受け入れようとせず、被害者の語る権利まで否定します。

とここまで書いてきて、ネットで「NHKがようやく『ジャニー喜多川氏の性的虐待』を報じた」との記事を見つけました。

NHK が4月13日16時の5分間のニュースの中で2分を割いて、この日本外国特派員協会の会見の模様を紹介したとのことです。

現在でも、NHKでは大河ドラマの主演がジャニーズ事務所所属の松本潤だったりしますし、そうでなくてもジャニーズ事務所のタレントを多数出演させてますから、「しがらみ」があるのでしょうが、ひょっとしたらジャニーズ事務所を見限ろうとしているのかも知れません。

そして、他の放送局もこれに倣う流れができてジャニーズ事務所は凋落する可能性があります。

しかし、さすがに多数の少年に性的虐待を行うといったことはなくなるでしょうが、アイドル業界の基本的構造を変えることは難しいと思われます。

結局のところ、それに替わる事務所が出てくるだけで基本的体質はほとんど変わらないような気がします。

最後に書いておくと、あるテレビ局の事情に詳しいYou Tuberによれば、テレビ局の極端とも見える忖度の裏には、ジャニーズ問題をつつくと電通、さらには電波オークションの問題にまで波及しかねないとの事情があるとのことです(この問題はややこしいので興味のある方はYou Tube番組「元テレビDさっきーch」をご覧ください)。

では

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