コオロギっておいしいのかなあ?-昆虫食について
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今、SNS等でコオロギ入りの給食の件が騒ぎになっていますが、皆さんはご存じですか。
簡単に説明します。
徳島県のある高校で乾燥コオロギの粉末を食材として調理された料理が給食として提供されました。
コオロギの給食導入は全国で初めてのことで、同校ではすでに今夏にコオロギ食材の調理実習などを手がけており、生徒や教師らの間で昆虫食への理解が深まっていたとのことです。
同校の食物科長は「給食に昆虫メニューを取り入れることで、SDGs(持続可能な開発目標)やエシカル(倫理的)消費を深く考えるきっかけになれば」としています。
同校では、全体で500人余りいる生徒・教職員のうち、170人程度が毎日給食を利用していますが、実際に乾燥コオロギ粉末入りの料理を食べた生徒の感想は、
「コオロギと聞くと抵抗があるが、粉末で中に入っている分には気にならない」
「何となくエビに似た風味がして、おいしかった」
といった感じです。
ううむ、しかしなぜ高校生で実験するんでしょう。
生徒は給食で出されたら食べざるを得ないじゃないですか。
いくら安全性に万全の注意を払ったといっても、どんな問題があるかわからないのに。
たとえば、実業家のひろゆき氏は「人間が食べてない虫は、寄生虫や雑菌やアレルギーやら何が起こるかわからないので、食べちゃダメです」と危険性を指摘しています。
昆虫食は、
・環境への負担が少ない
・栄養価が高い
・生産・加工がしやすい
などのメリットがあるとされています。
従来の農作物では森林を伐採して環境破壊につながり、畜産は鳥インフルエンザなどのリスクがあるため行き詰まっており、そんな食糧危機の救世主として昆虫食が注目されているというわけです。
当然ながら抵抗感を訴える声も多く聞こえます。
「気持ち悪い」
「まっぴらごめん」
「『海老に似て美味しい』というが、そもそも虫が口の中に入っていると思っただけで、耐えられない」
「粉末にしたからといって、虫を食べているという抵抗感は消えない」
「子供が可哀想」
こんな感じで、「昆虫食」を頑なに受けつけない人が多いのです。
そんな中、あの悪名高き「レジ袋有料化」を実現した元環境大臣 小泉進次郎議員がまたまた得意のパフォーマンスで注目を集めました。
小泉氏は大臣を辞した後も、ヴィーガン食や食品廃棄などの問題に取り組んでいるとのことですが、その彼がなんと「昆虫食」に興味を持っているというのです。
小泉氏はコオロギやカイコを食べる様子をインスタグラムで配信し、さらに議員会館で昆虫食を頬張りながら、「オレ、今、食べてる」と新たな名言を残しました。
ううむ、悪い予感が。
以前も食べていたはずの昆虫を、あたかも初めて食べるかのように食べてみせた小泉氏はやはりただものではないようです。
小泉氏は変に実行力がありますから、庶民の声なんかなんのその、昆虫食を全国の学校給食に取り入れたり、果ては「昆虫食の義務化」まで突き進むことが懸念されます。
そして世論の反対の声が高まり、態勢が不利になると、また「言い出したのは自分ではない」と言い張るつもりなのでしょう。
ところで、ツィッターにも書きましたが、私は昆虫食にそこまで抵抗はありません。
昔、イナゴの佃煮を食べたこともあります。
ただ脚がモソモソして食べにくかったことを覚えていますが、まあ特別に美味しいものではないので無理に食べる気はないですね。
では