年寄りは集団自決しろ-成田悠輔氏の主張

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経済学者で米イェール大学アシスタント・プロフェッサー 成田悠輔氏の「素晴らしい」提言が注目を集めています。

簡単にいうと彼は「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」といった意見を述べたんですね。

さらには、高齢化が進む日本社会の解決策として、「安楽死の解禁・強制」なども主張しています。

これには、当然ながら侃々諤々の議論が巻き起こりました。

「#成田悠輔をテレビに出すな」とのハッシュタグをつけ、「こういう乱暴で非常識なことを言う人は、まず自分が高齢になったら率先してやりますという約束してから言うべきですね」などと批判する意見も多数投稿されています。

ただし、一方で「集団自決発言も知ってるけど、これ『年寄りは死ね』って意味じゃなくて70代80代にもなって重要ポストにしがみつき若者の成長の芽を摘むような社会に将来はない、世代交代が必要ってことでしょ」といった肯定派がいることも事実です。

そして、これは海外にも飛び火しました。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」が、成田氏の「集団自決」「切腹」発言について「この上ないほど過激。成田氏がアメリカの学会で無名である一方、氏の極端な主張は、高齢化による経済停滞に不満を持つ何十万もの若者のフォロワーを獲得している」と紹介。

さらにイギリスの「デイリー・メール」「テレグラフ」、ドイツの週刊誌「シュピーゲル」も次々と後追いし、世界的に炎上状態となっています。

成田氏もさぞかし満足したことでしょう。

意図的に過激発言をした甲斐があります。

しかし、彼は現在38歳とのことですが、まず自分の両親に「お前らは老害だから自決しろ」と言ってあげるべきですね。

そして、60歳になったら自分の発言に責任を取らないと。

そこまですれば首尾一貫していると褒めてあげます。

しかし、国会で並んでお寝んねしている議員の皆さんやさまざまな公共の場所で激昂し、キレちらかす老人たちを見ると、「年寄りは死ね」という意見を持つのもむべなるかなとも思います。

ただ、私なんかも高齢者なので感じるのですが、日本の社会は老人に優しくないんですね。

働こうと思ってもまず採ってくれる会社はありません。

せいぜいがシルバー人材センター等が紹介する公共の場所の清掃、自転車置き場の整理、駐車場の管理といったところです。

もちろん、これらの仕事もそれなりに重要だとは思いますが、キャリアを積んだ高齢者がせっかくのスキルを活かせないのはもったいない。

また、老人が何かのサークルに参加しようとしても年齢制限があって撥ねつけられてしまいます(私自身が実際になんども経験)。

これでは世代間の交流の機会がほとんどなくなるでしょう。

それから、こんな風に、お前らは年寄り同士で集まっていればいいんだとばかりに老人たちを排除していると、彼らは気力も体力もありますから、変な形で世間様に迷惑をかけることになるんじゃないかな。

実際、公共の場所でキレるくらいならまだいいですが(よくはないかな)、犯罪に走る老人も増加しているのです。

統計によれば、傷害により検挙された65~69歳の高齢者は10年前と比べて約4.7倍、同じく70歳以上の高齢者は10年前と比べて約10.8倍も増加。

また、65~69歳の高齢者の再犯者率は5割前後で推移していますが、70歳以上の高齢者では、初犯者の占める割合が高く、同年の再犯者率は34.4%となっています。

こうして見ると、これからは非行老人対策が急務になるかも知れませんね。

では。

追記:「安楽死の解禁・強制」については前にも取り上げていますし、今後再び考察する予定です。

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