以前何度か触れたことのある、性的な暴力や搾取を受けた若い女性を支援していると言い張る一般社団法人「Colabo」をめぐる騒動について、みなさんはご存じでしょうか。
ネットでは大騒ぎなのですが、オールドメディアではほとんど紹介されないので、一般の人は知らないかもしれませんね。
この団体およびその代表理事 仁藤夢乃氏は敵が多く、誹謗中傷されることが多いのだそうです(あくまで彼らによればですが)。
それでこのColaboは、誹謗中傷が過激化しているとして、弁護団を結成し、代表的な投稿者と考えられる人物 暇空茜氏に対して、計1100万円の損害賠償や記事の削除などをもとめて、東京地裁に提訴しました。
おそらくこれで威圧できると考えたのでしょうが、暇空氏も黙ってはいません。
カンパで資金を集め、弁護団を結成し対抗します。
訴訟合戦というわけです。
とまあ、ここまではいいとして、誹謗中傷とされる事柄の中で、特に注目されるのが、公金の不正使用疑惑があるとの指摘です。
Colabo側は会計の不正について事実無根であると主張しています。
まあ、当然ですね。
しかし、証拠として提示された会計資料が矛盾点だらけで、ものすごくずさんなのです。
それで暇空氏が「Colabo」は、Colaboが一般社団法人であるため、管理責任を負う都庁に関連情報の開示を求めたのですが、これが恐ろしいほど対応が遅い。
そして、たまに出される資料も黒塗りばかりで何がなんだかわからないものばかり。
要するに都庁はまともに管理なんかしていないのですが、それがばれるのが嫌なので、なんとか有耶無耶にしようとしているのでしょう。
そうこうしているうちに問題が段々と大きくなり、とうとう政治家が絡んでくるようになりました。
たとえば、れいわ新選組の大石あきこ氏は、以下のようにツィートしています。
「女性差別は、育児介護、性産業など様々な分野で低賃金労働を可能とし、人間の搾取をつづけられる、資本家や権力者にとっておいしいツールです。
これと闘う運動をつぶして得するのは誰?
つぶすに値するほどの悪事を見た当事者でもないなら、権力者による弾圧の可能性がある以上、冷静に見届けては?」
また、立憲民主党の岡本あき子氏は、ネットでの誹謗中傷について衆議院総務委員会で質疑し、Colaboに触れました(長いので内容は省略)。
いつもの逆張りですが、それはいいとして、両議員とも世間の声をデマと決めつけ不正会計については一切触れません。
これは他の擁護派も人々も同じで、不正会計の問題には知らないふりをして、立派な活動をしている団体を攻撃するのはよくないとか、フェミニズム運動への攻撃だといった方向にもって行こうとします。
しかし、ネット民たちは、税金で運営されているColaboの金の流れがおかしい、本当に大丈夫なのかを知りたいだけです。
別の活動を批判しているわけではありません。
そして、Colabo側もエビデンスを出して、明朗会計であることを証明すればいいだけなのになぜかしない(まあ、理由は明白ですが)。
とにかくColaboはいい加減で、都合の悪いことには知らない顔をします。
一つそれがよくわかる出来事があるのでご紹介しましょう。
「Colaboと仁藤さんを支える会」と田中けい氏というツィッター民のやりとりです。
田中:「せっかく反応してくれたのでもう一つ私が一番気になっていることを聞きたいんですが、記者会見のために衆議院第二議員会館の第一面談室を借りた衆議院議員はどなたですか?」
Colabo:「それをColaboに聞きたい、公表してほしいという理由が素朴にわからないのですが、教えて頂けますか??」
田中:「衆議院会館の使用規則に反しているからです
私は、規則に違反しているから問題だ、と考えていますが、それは「規則は規則だからだ」ということではありません。議員会館は国民の血税で議員活動のために整備されており、その使用方法についても厳格な基準に従うべきです」
これに対する「Colaboと仁藤さんを支える会」からの回答はなし。
田中:私にとっては、「回答できない、名前がばれるとやばいと当事者たちは考えている」ということが確認できましたので、それで充分です。
最後に書いておくと、「Colaboと仁藤夢乃さんを支える会」賛同人の一人である牧師が覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕されたとのニュースが報道されました。
援助を求めてきた女性に覚醒剤を打った上、強制わいせつを行ったとの話も。
もちろん、賛同人の犯罪はColaboや仁藤夢乃氏の責任ではありませんが、その対応がみっともなかったですね。
同牧師の名前を名簿からあわてて削除し、仁藤氏は同牧師とは2回しか会っていないと表明。
そして、Colaboが支援した女性を同牧師に紹介したことはないと必死です。
彼らにとって一番大事なのは保身のようです。
では