若気の至りのつけを払わなければならないときがある(続き)
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昨日の記事について少々考え直した結果、180度違う結論にたどり着きました。
昨日は相談者の奥さんに対してかなり厳しいことを書きましたが、思い返してみると、離婚して子供を取り上げるのは、やはり余りにも過酷な仕打ちです。
昔、鰐鮫と呼ばれた私も歳と共にすっかり柔になり、最近では幼い子供がよちよち歩いているのを見て、涙ぐみそうになるほどで(噓です)、女性に対しても見方が優しくなったのかな。
それはいいとして、昨日の話は夫であり、父である男性側の視点でした。
彼は離婚して、子供を引き取り、イジメに会わないように安全なところに転居すると述べていました。
しかし、この言い分は余りにも一方的でしょう。
大体、彼はどのような理由で離婚を要求するのでしょう。
奥さんが昔、若気の至りで犯罪に関係したことは事実であっても、すでに書いたとおり、彼女は裁判どころか、逮捕さえされていません。
そんなことを理由に離婚を要求することはできないでしょう。
もちろん、彼は心が冷めてしまっていますから、離婚は避けられないにしても、子供の親権を争えばどうなるでしょう。
彼女は明るく、子供と良く遊び、一緒に歌ったり、踊ったりするような良い母親です。
これに対して、彼のほうは、子供を引き取るといっていても、本当にちゃんとした育児ができるかは大いに疑問です。
子供が苛められないようにとの考えは素晴らしいと思いますが、育児はそれだけではありません。
やはり子供は母親と一緒にいるべきです。
親権は恐らく彼女に与えられるでしょう。
だとすれば、彼女は裁判をすべきです。
そうすれば、子供を取り返すことができる。
子供を引き取り、事件とは関係のない場所に移転すればいい。
名前を変え、整形は無理かも知れませんが、もともと年齢によって顔つきも変わっているでしょうし、意識的に雰囲気を変えればよほど親しい人以外はわからないと思います。
両親も援助してくれるでしょうから、生活していけるはずです。
本当に子供が大切で離れたくないならそこまですべきですね。
そして、子供が後で母親のしたことを知ったときは、すべてを包み隠さず打ち明け、心から反省していることを伝えればいい。
後は普段からの彼女の振る舞いと子供とのふれあい方で決まります。
それが誠実なものであれば、子供もわかってくれるはずです。
夫の話に戻りますが、彼は奥さんを心から愛していなかったのでしょうね。
奥さんが若気の至りで犯した昔の過ちのために心が冷えたそうですが、そんなに簡単にそこまで一気に愛情が冷めますか。
子供のためといっていますが、本当は奥さんにかなり不満があったんじゃないかな。
別れずに親子3人で再出発することは不可能ではなかったと思います。
ところで、スーパーフリー事件の被害者に対する責任については、奥さんにもあることは否定できません。
とはいえ、彼女が自分の人生の全てを犠牲にして償うほどではないでしょう。
犯罪の被害者に対するケアは重要かつ複雑な問題なので、ここでは扱いませんが、とにかく、主犯が逮捕され、刑も下されているのですから、すべての関係者の責任を徹底的に追及することはない。
最近は、特にネットではちょっとした過ちにも非常に厳しい意見が大勢を占めることが多いようですし、私も昨日はそちら側でしたが、今日は奥さんの擁護に回りたいと思います。
明日また別の意見になっていたら面白いですね。
では