以下に概略を引用します。
「ウチの子が友達から『親に言われて遊ばない』っていわれたらしくて、今まで仲良くしてたのに、親の都合で友情を裂くの可哀想だと親のところに電話してみたら、母親がスーパーフリー事件の*被害者の友人で、『絶対に許さないし、そんな女の子供と仲良くして欲しくない』って言われた」
*早稲田大学のイベントサークルを舞台にして行われた大規模な輪姦事件(出典:Wikipedia)
早稲田大学のインカレサークル「スーパーフリー」のメンバーは、女子大生らへの輪姦を常習的に行っていた。輪姦された女性の数は数百人以上に上る。早稲田大学の他にも東京大学、慶應義塾大学、学習院大学など首都圏の有名大学出身の学生ら合わせて14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。起訴されたのは3件の輪姦のみであり、関与した多くの者が未逮捕のままとなった。輪姦を幇助した女性も多数存在したが、女性は1人も逮捕されなかった。
そして、相談者は次のように述べます。
「それが分かった途端に凍り付くほどに冷めた…。
今まで凄く愛してたし、お互い上手くいってたのに、
その話を聞いた途端に全部冷めた…。
今は口を利くのも忌々しいし、嫁も戸惑ってるのが分かるんだけど、
理由が言いにくくて、別に怒ってないとしか言えない自分ももどかしい
どうしたらいいだろう?」
結局、相談者は嫁を問い詰め、それが事実であったことを確認します。
そして、「マスコミに騒がれたような幹部ではなかったみたいだけど、女の子たちをイベントに勧誘してたりしたのは事実っぽい。それなら小学校で子供がイジメに遭うのは確実なので、入学先を変えるためにも早急に転居したいけどもそのときは嫁とは別の人生を歩みたいと告げたら泣き出された」との決断を下します。
どうですか。
相談者の判断をどう思いますか。
彼は子供のことを心配していますが、確かに現在の日本では苛められるであろうことは容易に想像できますし、それは中高、下手をすると大学まで続く可能性があります。
だとすれば離婚後に転居というのが最善かも知れません。
子供から母親を奪うのは可哀相だとの意見もありますが、奥さんに愛情がまだ残っていれば、遠くの誰も知らないようなところに一緒に引っ越すとの方法も考えられるものの、彼はもう完全に冷めてますからね。
それに今そうした情に負けて離婚しないと、子供は上に書いたように苛めに会うだけではなく、思春期になり母親のやったことを知ると苦しむでしょう。
下手をすると憎むようになるかも知れません。
ところで、私は、この相談者の奥さんを可哀相だと思います。
幸せな家庭を築き、可愛い子供も授かったのにそれがすべて崩れ去ってしまう。
彼女は逮捕もされていませんから、世間的な意味では犯罪者ではありません。
しかし、犯罪を幇助し、多数の女性を不幸にするのを手伝ってしまった。
若気のいたりだったのでしょう。
よくあります。
若いときは先のことを真剣に考えずに、軽率な行動を取る。
そのときは仮に捕まったとしても、それほど反省はしません。
しかし、そのときのツケを長い時間が経ったあとに払うことになり、後悔するわけです。
タトゥーが良い例でしょう。
若いときに格好いいからと勢いで入れてしまい、あとで就活のときなどで、社会的に受け入れられないことに気づき大慌てするなんて話をよく聞きます。
相談者の奥さんもきっと軽い気持だったのだと思います。
そして、結婚し、子供を産んだときも、もう忘れていたんでしょうね。
しかし世間は忘れていなかった。
ある意味では運が悪かったとも思いますが、やはり自業自得としか言いようがない。
大学をしたときに、引っ越し、名前を変え、できれば整形して顔を変えればこんなことにはならなかったでしょう(実際にいます。たとえば元少年A)。
繰り返しますが、やはり自分がやったことの認識が足りないのです。
ただ、私も若いときはかなりの馬鹿で(今でも馬鹿ですが)、親や周りの人たちに迷惑をかけてきました。
ですからこの相談者の奥さんのことを偉そうに批判することはできないとは思っています。
では