長生きの秘訣:夫婦喧嘩といい加減さ!?

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昨日のテーマから何となくの連想で、あるネット記事を思い出しました。

ある米国の研究者によると、夫婦間で感情を押し殺す人は早死にする傾向があるんだそうです。

これはミシガン大の公衆衛生学部と心理学部の研究者が、192組の夫婦を対象に17年間にわたって実施した追跡調査の結果です。

調査は、不当に攻撃されたと感じた際に双方が怒りをあらわにするグループ、双方が怒りを我慢するグループ、妻だけが我慢するグループ、夫だけが我慢するグループの4つのカテゴリーに分類して実施されました。

その結果、怒りを我慢した人たちは怒りをあらわにした人たちよりも早く死亡する確率が2倍だったというわけです。

研究チームを率いたアーネスト・ハーバーグ氏は「長生きがしたければ、自分が不当な攻撃を受けていると認識するのは健康的であり、それについて話し合い、解決を図ろうとするのはより健康的なことだ」と語っています。

つまり、夫婦喧嘩が健康に役立つ可能性があるとの意見ですね。

どうなんでしょう。サンプル数が少なすぎて、この結論が正しいかどうか判断はできないなあ。

我慢するほうが早く死亡する確率が2倍だっと言われても、他のファクターが同じかどうかわかりませんからね。

人の長生きまたは早死にの原因は様々で、配偶者の性格、家庭環境、生活レベル、仕事や肉体的条件等、考慮すべきことがあまりにも多すぎます。

大体、人間を対象とした場合、すべての条件を同じにすることはできませんから、もともと無理なんですが。

とは云え、確かに言いたいことを我慢するのは誰にとっても良くないでしょうし、夫婦は人間関係の基本ですから、絶対に間違いだとは言いませんが。

しかし、実際には難しいでしょうね。

夫婦でも必ず上下関係がありますから、どちらかは好きなことを言えても、もう一方は我慢するしかないんじゃないかな。

まあ、言いたいことを言い合え、それがしこりにならない夫婦は仲が良いに決まっていますから、自然に長生きすると言うところなんでしょう。

ところで、もう一つ性格と寿命の関係についての面白い調査がありますので、ご紹介しましょう。

イギリスの科学者による調査です(調査対象者はユーゴスラビアの1500家庭の世帯主)。

この調査によると、人生に何らかの目的をもっていて、それが上手くいかなかった時に、全部自分のせいにして、うちにこもってしまうような真面目なタイプの人が一番早死にするとのです。

しかし、8割くらいがガンで死ぬんですね。

これに対して、上手くいかなかったことを他人のせいにしてしまう人やAが駄目ならBにすればいいといった切り換えの上手い人は長生きしていました。

その理由は、自分の責任だと考えてうちにこもるような人は、免疫力が落ちるからだと推測されています。

一言でいえば、他人のせいにしたり、簡単に切り換えができるようないい加減な人間のほうが長生きできるということです。

実はこれは脳卒中についても当てはまるようで、楽観的な人のほうが発症リスクが低下するという調査もあります。

ある有名な調査では、「いい人」を「タイプC」と名付けてガン患者によく見られる性格だとしています。

この「タイプC」とは、怒らない、不安、悲しみ、恐れなどのネガティブな感情を表さない。仕事、家族などの人間関係で忍耐強く、控えめで協力的、自分の要求や願望よりも他人に気遣い、自己犠牲になりやすいといった性格です。

まさに真面目で「いい人」ですね。

性格ですからなかなか治らないと思いますが、できれば少しだけでも「いい加減」になり、その上夫婦の仲が良ければ最高ということです。

では。
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