ウクライナ危機とジェンダーフリー、そして、廃炉問題

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今日も引き続きウクライナ危機を取り上げます。

ちょっと前には政治問題は好きではないなんていいながら、一度取り上げるとこのありさま。

しかし、今もっともホットな話題で、刻々と状況が変わりますから、追いかけざるを得ないのです。

いいんだ、いいんだ、君子ジャガーチェンジ(豹変)こそ、わが命。

ということで、本題に入ります。

立憲民主党の田島麻衣子参議院議員が参院予算委員会(一般質疑)で以下のような発言をしました。

「日本が求められる支援に提案です。戦争が起こった時に一番被害を受けるのは女性達。1億ドルの緊急支援を行うが『ジェンダーの視点』を忘れて頂きたくない。ウクライナの女性が傷つく事のないように要請を行って頂きたい」

なるほど、しかし、前線でも、市街戦でも、死ぬのはほとんどの場合、男性なのですが、そんなのは被害とはいわないのかな。

大体、18歳から60歳の男性全員が兵士になるように言われているのですが。

それとも、ジェンダーフリーとは男女間の差を無くすことですから、女性にも兵士として積極的に参戦しろといっているのでしょうか。

まあ、田島議員はウクライナ支援なんて二の次で、目立ちたいだけなんでしょうが。

一方、芥川賞作家の平野啓一郎氏は、ロシア軍によるウクライナ原発攻撃を受けて各国の原発建設計画に慎重論も出ていることについて、「日本も廃炉を急ぐべきという議論にならないとおかしいんですけどね。核兵器なんか必要なく、ミサイルやドローンで攻撃されたらひとたまりもない」とツイートしています。

そして、鳩山由紀夫元首相も以下のように発信。

「ロシア軍がウクライナの原発を砲撃し制圧したという。とても許される行為ではない。プーチンは一刻も早く戦争行為を止めるべきだ。これで明らかになったことは、原発は戦争になれば狙われやすい施設だと言うことだ。友愛精神で戦争をなくすと共に原発は日本のみならず世界から無くさなければならない」

鳩山氏なんて人に首相を務めさせたことは日本の黒歴史だと思うのですが、それはいいとして、二人とも何も考えないで発言しているような気がします。

廃炉すればそれですべて解決というわけにはいかないことがわからないのでしょうね。

廃炉しても原発自体はなくなりません。

原子炉の運転終了、解体、さらに廃材や汚染水の処理と、完全な撤去には作業に大変な手間と費用そして時間がかかるのです。

福島第一原発を見ればよくわかるでしょう。

今なお、使用済み燃料の取り出しは滞り、燃料デブリは取り出す方法すら見つかっていない状態なのです。

それから、原発は爆弾ではありません(私は20年以上、原子力発電関係の翻訳をしていましたので、少々知識があります)。

原子炉がむき出しで設置してあって、それを銃撃すれば核爆発を起こせるわけではないのです。

原子炉は厚さ20センチの鋼鉄製である上に、分厚い鉄筋コンクリートの建屋の中に置かれていますから、基本的には航空機が衝突しても耐えられるようになっています。

ですから、「ドローンで攻撃されたらひとたまりもない」なんてことはない。

ミサイル攻撃に関しては設計に想定されていませんが、日本の場合はイージス艦によって着弾前に迎撃されるはずです。

もちろん、それでも原子炉への攻撃の可能性は考えられますが、そもそもそれによって国土が放射能汚染されてしまうと、住むことができなくなるわけですから、占領する意味がなくなります。

よほど破れかぶれにでもならない限り、敵もそんなことはしないでしょう。

さらに、原発を全機廃炉にした場合には、電力供給はどうするつもりなのでしょう。

火力発電はCO2削減が叫ばれている現在ではこれ以上増設することは難しい。

そして、太陽光発電や風力発電は効率が悪く実用にはほど遠いのが現状です。

こう考えると、結局原子力発電しか選択肢が残らないんですね。

原発はいってみれば、必要悪と考えるしかないでしょう。

それでも、今後、原発の防護がさらに厳重となり、場合によっては自衛隊の常駐等の体制が敷かれると思いますが(フランスの一部の原発では実際に特別部隊が常駐しているようです)。

では



追記:君子豹変の使い方がずれていますし、ジャガーも正確には豹ではないことはわかっているんですが気に入っているもので。
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