ジャーナリングと認知行動療法|ジャーナリングってすごい。

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思考を紙に書き出すことで、思考が文字となり、可視化(見える化)される。可視化された文字を読むことで客観視出来る。自分の思考と距離を取ることができる。これだけでもすごいのに、そこには自分では気づかない無意識的に行なっている思考も書き出されるので、無意識の意識化が起こることがある。無意識的に行なっている思考が可視化されることで、その思考を意識しすることが出来る。その思考が日常の中で、しょっちゅう繰り返している思考だったりすると、「いつもの思考パターン」であることが分かる。

認知行動療法では、自然と浮かんでくる思考を自動思考と呼ぶ。この自動思考を書き出すことで、いつもの思考パターンが分かるということだ。

更に、思考パターンにある思考の癖を発見することもある。何度もジャーナリングを行い、思考の癖がいくつも明らかになると、思考の癖の根っこにあるネガティブな思い込みが明らかになってくる。このネガティブな思い込みのことを認知行動療法では、絶対的信念と呼ぶ。ちなみに思考の癖は、認知行動療法では、スキーマと呼ぶ。

そうやって思考パターンや、思考の癖(スキーマ)やネガティブな思い込み(絶対的信念)を明らかにしていくことで、思考の癖に気づくことが出来たり、思考の癖が出てきた時に、気づいてその思考をやめることが出来る。また、思考の癖の根っこにあるネガティブな思い込みに検討を加えて、改善していくことが出来る。

このようにジャーナリングは思考パターンを変えるのに非常に有効な手段だ。

私にとってジャーナリングは、認知行動療法よりも簡単に、思考の癖(スキーマ)やネガティブな思い込み(絶対的信念)を見つけることが出来る手段だ。

ジャーナリングのやり方
紙とペンを用意する。頭に浮かんできた思考をひたすら紙に書いていく。この際、ペンを走らせる手を止めないようにする。もし、何も浮かんでこなければ、「何も浮かばない」という意味のことを書く。一定時間、例えば3分や5分、書いたら、書いた文字を読み返し、観察する。観察した結果、自分の思考と距離が取れる。また、無意識の意識化が起こることもある。

思考を文字にして可視化 → 客観視 → 観察 → 観察結果(「思考と距離が取れる」「無意識の意識化」等)
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