新型コロナの感染対策は『換気』が大切!

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こんにちは❗️
このブロブでは、話題になっている医療や薬に関する情報を発信していきます😆
今回は、緊急事態宣言解除前に、改めて新型コロナウイルスの感染対策についてご紹介します!
こちらの本を参考に、さまざまな文献のデータを元にご紹介します。

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1.空気感染

新型コロナウイルスの感染経路として飛沫感染接触感染が問題視されてきました。
今でも、飛沫感染と接触感染の感染対策は大切です。

どのお店に行っても、ビニールカーテンやアクリルパネルを設置しています(ただに置いているだけで、機能していないものが多いですが…😅)
そして、空いた席は店員さんがアルコールで拭いています(でも、ちゃんと隅から隅まで拭けているかは不明ですが😅)

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これらの行動に効果がないとは言いませんが、もっと大切な感染対策があります❗️

なぜなら、新型コロナウイルスは「空気感染」が問題だからです!
最も大切な感染対策行動は「換気」です。

一時期、カラオケ店などでのクラスターが問題になりましたが、あれは密閉された空間で、エアロゾルの濃度が高くなったことが1つの原因だと考えられます。

あと、危険なのは車内です。家族や友人と車に乗る時、マスクしないことが多いですよね??
また、夏場は車内を涼しくするために、外気を取り込まず、車内の空気を循環させてクーラーをつけてますよね?
そうすると車内のエアロゾル濃度は高くなります。

飛沫感染と接触感染の対策が間違いということではなく、呼吸器系感染症のコロナウイルスでは、空気感染の対策も必要であり、換気がとても大切です❗️


2.ウイルスは生きている細胞の中でしかいきられない

ウイルス全般の話として、物の表面で人間に病気を起こすウイルスに出会う可能性はゼロと言われています。
つまり、「物の表面からの感染はない」ということです。

「ウイルスは生きている細胞の中でしかいきられない」
これがウイルスの根本的な性質です。
お金、本、段ボールなど、そこに生きたウイルスがいることを証明した人は誰もいないとのことです😃

接触感染は、ウイルスがついた手で眼・鼻を触って感染が起きることを言いますが、眼から新型コロナウイルスに感染して肺炎を起こしたという報告例はないようです。

外気中のエアロゾルにいるウイルスが、眼から入って鼻涙管経由で鼻に抜けて出て来ないことは、インフルエンザに関するボランティアによるヒトでの実験で、すでに明らかになっているようです。

なら、どんな状況なら感染するのか?
ウイルスがたっぷり付いた物に触れた指を、すぐにその場で、鼻の奥(鼻毛が生えている範囲より奥)に突っ込むことをしない限りは感染しないとのことです。
あまりそんなことする人はいないですよね😅


3.エアロゾル

最も感染リスクが高い行動は?
ウイルスを吸い込むことです。

同程度の少量のウイルスが、手を介して粘膜にたどり着くのは極めてわずかなようですが、呼吸で吸い込むと多くのウイルスが鼻の奥や気道へ易々と入り込みます。

エアロゾルとは何か?
感染者が呼吸や咳、くしゃみなどをして液滴(広義の飛沫)を出す
液滴が水分を失って乾く(飛沫核)
飛沫核は軽すぎて下に落ちない
エアロゾル発生

空中を漂う広義の飛沫と飛沫核をまとめて「エアロゾル」という
空中に浮かぶ粒子はすべてエアロゾルです。

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このエアロゾルを吸うことで感染することから、新型コロナウイルスは空気感染すると考えられています。

ウイルスは、エアロゾルという乗り物に乗って、風にのって空中を漂います。
よって、エアロゾルによる空気感染を防ぐためには、「換気」が必要なんです。

換気をすることで、空間のエアロゾルの濃度が薄くなります。

私は知りませんでしたが、アメリカの研究チームからは、ダイヤモンド・プリンセス号の感染が空気感染であると報告が出ているようです。

また、イギリスのネイチャー、ランセットといった科学雑誌、米国CDCまでが、「接触感染は稀である」との発表をしているようです。

飛沫感染や接触感染の対策を疎かにするということではなく、合わせて「空気感染」の対策もしっかりと行いましょう😆



最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙇🏻

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